’はなさ’は、鶴の’おわん’と猫を連れて、裏山から家に帰って来ました。
其処には、お婆さんも、’きんの’も居ません。ネズミの姿もありません。
そして、102匹のネズミが、草木をかじり倒して裏山を登った道は、
草木が芽生え、あっという間に成長して元の繁みに戻っていました。
結局、’はなさ’は、’秋の種’を撒いて、草木を枯れ葉にする事も、
秋にする事も出来ませんでした。無かった、秋、、。
さて、こちらは、ネズミの世界らしいお婆さんの家。
どうやら、お婆さんが、今まで聞いた会話や様子から、この世界のネズミ王、
’チュア王’の一人娘の’チュリエット姫’の、お婿さん選びに、この世界は大騒ぎらしい。
つづく。