お爺さんが、鶴の‘おわん’の羽から「ソラタケー」の破片を取り除く
治療をしていると、総合医療機関「ナオス」から返信が届きました。
お婆さんは、部屋に入り‘ゆおな’と女の子に、そして、‘きんの’‘はしれ’
‘いっす’‘こぶと’‘かさじ’‘はなさ’‘うらし’‘ももた’と
8人の男の子に名前を教えると、食事にしました。
お婆さんも、9粒の二十面鉱石「桃」から誕生した、
小さく元気な1人の女の子と、8人の男の子と一緒に、
第4惑星の家に帰ってきました。
お婆さんが、4次元拡散装備「ポイ!」に挿入した、
さも訳ありな文字が刻まれた、二十面鉱石「桃」の欠片は、
全て「微衛星帯」に戻り拡散しました。
その文字を見たお婆さんは、直ぐに何かを察すると楽しそうに、
割れた9粒の二十面鉱石「桃」の欠片を、”簡易動力推進宇宙服”の
4次元拡散装備「ポイ!」に、全部挿入しました。
そして、お婆さんは、子供達が生まれて割れた、
9粒の二十面鉱石「桃」の欠片の中に、さも訳ありな文字が、
一文字づつ刻まれているのを見つけました。
衛星「かぐや」から、第4惑星の家に帰ってきたお爺さんは、
”簡易個人用宇宙船”から、「ソラタケー」の筍を降ろすと、
鶴の‘おわん’を部屋に入れ、怪我の状態を見ました。
お婆さんは、女の子の名前を、‘ゆおな’男の子は、‘きんの’‘はしれ’
‘いっす’‘こぶと’‘かさじ’‘はなさ’‘うらし’‘ももた’と
サクッと決めました。
お爺さんも、”簡易個人用宇宙船”が、重力誘導軌道で、
衛星「かぐや」を7回半回っている間に、鶴の名前を考えて、
‘おつぅ’・・いえ、‘おわん’に決めました。
お爺さんは、応急手当をした鶴と、拾い集めた「ソラタケー」の筍を乗せ、
”簡易個人用宇宙船”を無衝撃発進させ、重力誘導軌道の自動操作にしました。