考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

チームマネジメント

2006-09-25 00:13:09 | スポーツ全般

たった一度の野球人生を、大切に、そして誠実に生きたい」と・・・
桑田真澄投手がジャイアンツを去ると報道されています。
きっかけは桑田投手の日記。
http://www.giants.jp/G/person/kuwata/person_02_36.html
この10行足らずの文章の裏には数年の苦悩があるのでしょう。
桑田投手が来年からどうしたいのか、どうなるのか、ボクには分かりませんけど、こればかりは桑田投手自身が解決するしかないわけで。それは“たった一度の野球人生”であり、それは「たった一度の人生」の一部でもある。
「新しい旅」に出るのも良し、とことん「桑田道」を走るもの良し。
ファンとしては「お別れ」ではなく、再スタートの門出を祝いつつ、感謝の拍手を贈りたいと思います。

そうは言いつつ、やはりボクは寂しい。
ボクはジャイアンツファンであり、これからも野球ファンである限りはジャイアンツファンであると思い込んでいます。
でも、ボクにとってのジャイアンツは、原であり、篠塚であり、クロマティであり、江川であり、桑田であった・・・
そういう意味では、ついにジャイアンツが過去のチームになる・・・
今も同じかも知れませんけど、ボクは「ボクにとってのジャイアンツ」という過去のチームを、現在のチームの背景に感じながら応援していくのでしょう。

みなさん、ハローです。ホディです。

ニュースを見ていると、桑田投手のいわば「退団通告」は、原監督は知らなかったようですね。「順番が違う・・・」という監督の発言で明らかになった監督と選手のすれ違いは、両者にとって不幸だったと思います。
誰もが納得できることばかりでは、ないでしょうけどね。

パリーグでも優勝争いの真っ只中で、こういうニュースがありました。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20060924-00000057-kyodo_sp-spo.html
ファイターズのエースが監督の継投策への不満を表しているのだとか。
勝ち星を目の前に交代させられ、結果的にチームも敗れてしまった・・・
勝負にこだわる監督の選択も、不本意な投手の気持ちも、どちらも想像できますよね。
でも、こうして整理できない一方的な気持ちをマスコミから伝えられるのは、これも監督も選手も両者にとって不幸ですよね。しかも、これから優勝に向かっての戦いが続くわけですし。
まさに天王山で、こういうチーム内の問題が起きたチームがどのようになるのか?
やはり今年もパリーグが熱い

さて、今日はスポーツを幅広く。

監督に関しては、この他にもいろいろ考えさせられる話があります。
まず、先週の日経ビジネス(2006.9.18号)には、ジーコさんの「敗軍の将、兵を語る」が載っていました。基本的には、決勝リーグに進出するのが当たり前ではないチームが予選リーグで敗退したことは仕方がないし、監督も選手もベストを尽くした・・・と、かなり大雑把ですけどこういう内容です。
確かにジーコさんの言われることはもっともだと思いますけど。でも本当にこれが反省のすべてだとしたら、ジーコさん自身も、いっしょに戦った選手もあまり進歩がないんじゃないのかな、と感じています。
「自由なチーム」を目指したことは分かりますけど、その「自由なチーム」でどのようにW杯の予選リーグを勝ち抜く戦略を立てたのか?
結果として、そのチームを形成する選手のどこが勝利に値する水準に足りなかったのか?
ボクは「敗軍の将」も「敗軍の兵」も責める気はありませんけど、将がどのように戦を振り返るのかはとても興味があります。そういう点では少し物足りない気がしました。

次にラグビーの日本代表監督問題・・・
ラグビーのW杯は来年ですけど、アジア最終予選が11月にあります。そんな中、昨年招聘したエリサルド監督が、フランスのクラブチームのスタッフに就任するという兼務問題が挙がっています。最終予選まであと2ヶ月しかないにも関わらず、日本に来ることもしない監督は、兼務の有無に関わらず、やはり問題ですよね。
この場合は、監督云々の前に、日本のラグビー協会がどのような意図で監督を選んで、どのように日本代表を強化していくのか、というビジョンと強い意志が欠けているような気がしてなりません。

チームがあって、
監督がいて、
選手がいて、

ボクらファンもいる・・・

サラリーマン社会も同じような構図だと思いますけど、難しいですよね。
いろいろ勉強させていただいています。

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2 コメント

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re:監督業 (hoddy)
2006-09-27 22:46:18
のんさん、コメントありがとうございます。



ファイターズ、優勝、というか1位通過(笑)しましたね。関係者はどのように感じているのか分かりませんけど、事態の収束が早かったのも良かったのかな、と思っています。我らがジャイアンツだと、こう上手くいきましたかね???



それにしても、おっしゃるとおり監督業は大変ですよね。本当はチームとしての方針や意思決定がファンにも見えるように運営されると違うんでしょうけどね。

ファンの愛情が高まるほど、敗因が監督にあるように感じてしまうような気がします。



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監督業 (のん)
2006-09-27 18:10:54
桑田とファイターズの件は、私もとっても似たようなことをmixiで書いてました(と、盗作じゃないからねっ・笑)。

本来監督さんに課せられる責任ってのは、協会やオーナー会社の方針やら意向や財力などあってのものだから、我々ファンや視聴者は、監督さんが本来負っている以上のものを載せて見ているのかもしれませんね。

それにしても、協会ってのは、サッカーにしても野球にしてもどのスポーツとってもあまり好きになれないなぁ。
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