考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

終わりは始まり

2007-02-04 00:01:45 | スポーツ全般

早稲田のいないグランド

早稲田大学ラグビー部の2006-2007シーズン、
日本ラグビーフットボール選手権の1回戦、対九州電力戦で終了しました。
早稲田は、毎年、そのチームを主将の名前を冠して「○○組」と称しますので、
今シーズンは東条組。(サッカーや野球では「○○ジャパン」とか、「○○巨人」などと監督の名前を冠することが最近、特に多い気がしますけど、ボクは主将の名前のほうが好きですね。)
その東条組のシーズンが終わったということです。

もちろん、早稲田のラグビー部は終わらないんですけどね。

「チームの自我」なんて、自分でもよく分からないことを考えながら観たシーズンでしたが、今年の「ワセダ」も、ホント、感動と喜び、そして悔しさを感じさせてくれました。
やはりスポーツは良いですよね。

この1年の早稲田、
昨年のワセダ(佐々木組)は、トップリーグ(社会人)の上位チームであるトヨタを撃破したので、どうしても昨年のチームと比較されがちですけど、
学生スポーツは、毎年、チームが変わります。
そう、佐々木組が、東条組になるように。

また、監督もすっかり「カリスマ監督」となった清宮監督から、
大学卒業後はラグビーの第一線からは遠ざかっていた中竹監督となり、
サッカー流で言っても、「清宮ワセダ」から「中竹ワセダ」になったわけですから、
そういう意味では、チームが大きく変わったと言っても過言ではないと思います。

先日、就任当初(昨年の3月)の中竹監督のインタビューを読み返していました。
http://www.wasedarugby.com/?page_sysnm=staticpage&file_name=feature/0603nakatake/index.html
その中では、次のように書かれています。

昨年あれだけいい成績を残したけれど、今年はまったく別のチームで、
4年生の抜けた穴はすごく大きいと。
そこを埋めるためにはすごい努力が必要だということと、
本当に上の上を目指さないと上にはいけないということかな。
2段階上を目指さないと、最終的には本当の、目の前の上にもいけない。
そこだね。だから社会人のトップ3を倒すということを最初にみんなに言った。
「進化しなければ組織は衰退する」。

スローガンは『極』、そして目指すのは「スウィフトラグビー」、
そんなスタートを切った「中竹ワセダの東条組」でしたけど、

結果的には、大学準優勝、日本選手権1回戦敗退。

そんな今年は今年で、昨年とは違う良いチャレンジをしたとボクは思っています。
一番大切なのは、選手たちが何を学んだか・・・
その結果は選手たちが、いつか出してくれるでしょう。

またチームの敗戦は、進化の過程での敗退であったことと信じています。
すでに始まっている来シーズン(ということは、正確には「今シーズン」ですね!)の
早稲田ラグビー部にも、感動と喜びを期待したいと思います。

みなさん、ハローです。ホディです。

今日の天気は快晴、
しかも、とても、冬の真っ只中、2月上旬とは思えない暖かい日差しの中でのラグビー観戦となりました。バックスタンドの日向だったこともあり、ジャンパーを脱いで観ていましたよ。この陽気じゃ、梅どころか、そろそろ桜もそろそろ咲くんじゃないかと思います。

さて、今日の日本選手権の1回戦、
早稲田大学対九州電力。結果は33-36の黒星。

大学選手権の決勝と同様に接点での劣勢がチームのペースを乱し、
ビハインドの点差が終盤の焦りを生んで、
僅差での敗戦となりましたね。
大学選手権後の試験休みなどのブランクのあとの初戦ですから、チームのコンディション作りも難しかったでしょうし、ケガ人によるメンバー交代によりベストメンバーが組めなかったことも敗因だと思います。

・・・今日は試合についてはやめておきますね。

※試合の詳細は早稲田大学ラグビー部のホームページをご覧ください。
⇒ http://www.wasedarugby.com/index.php?page_sysnm=gamerugby_detail&id=1708
 

その代わり、気になった今シーズンのポイントを二点だけ。


まず、チームのコンディションのピークが早かった気がします。
ボクの観た感じでは、ピークはクリスマスイブの慶応戦。しかも、その前半。
ここまでの伏線として、春の練習試合で慶応に負けたこと、があると思います。
そして、夏の練習試合での苦戦、11/23の早慶戦での前半のビハインド・・・
そんな強い慶応に、組み合わせの綾で二回戦で当たってしまった、

そのためにチームを12/24に仕上げなくてはいけなかったこと、
春から始まった微妙なズレが、意外と重かったのではないでしょうか。


次に選手層が薄かったのか、選手を使い切れていなかったのか、
試合中に選手交代により、上手く流れを変えることができなった気がします。ケガ人の多く発生した決勝の関東学院戦以外(大差のついた試合は除く)では、ほとんど選手交代は見られませんでした。
ラグビーはそのルール上、選手交代を多く使えるので、もっと戦略的に使えるように準備すべきだった、と。そして、その交代による経験がさらにケガなどで思わぬリタイア者が出たときに活きてくる、と。

そんなことを思ったりしています。

<大学選手権、今日の結果>
http://www.rugby-japan.jp/national/japan/2007/id2833.html

九州電力   36 対 33 早稲田大学
関東学院大学 47 対  17 タマリバクラブ

ノットストレート!

ついでに、言いたくないけど、レフリー・・・
コンディションの問題で、前半で交代。
選手は少なからず混乱すると思います。
それよりも、タッチジャッジ・・・
集中力に欠けていた気がします。
早稲田が優勢に試合を進めていた後半10分過ぎのラインアウトでのミスジャッジ(写真の通りなので、あえてミスジャッジと断言させていただきます)、他にもいくつかありました。学生にとって、特に四年生にとっては、かけがえのない青春の1ページの重要な脇役です。
言うまでもないことですが、選手と同様に体調管理・集中して出場して欲しいですね。
あえて言わせていただきました。個人攻撃をするつもりはありませんけど、ごめんなさい。

 

奇しくも、今日は節分・・・
また、春が来る。

ラグビー日本選手権 早稲田対九州電力 


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