三脚マンと弱力女の登山日記

登山が趣味の夫婦です。

甲斐駒ケ岳(2日目後編)さらに怖い下り

2010年05月22日 | 登山
日付 :2010年3月27日(土)
天気 :晴れ
コース:七丈小屋→甲斐駒ケ岳→七丈小屋→竹宇駒ケ岳神社















1日目
2日目前編















目の前に雪をかぶった仙丈岳。












今年は行けるのか?












風もなく穏やかな山頂をひとり占め。












いつもの場所で、ジャ~ンプ!
(失敗作(笑))












飛べました(笑)













ご飯を食べたり、ゆっくり展望を楽しんで達成感に浸っていると、小屋泊のガイドさんたちが昇ってきました。












オッカナビックリしながら・・・(笑)
しかしこの数分後、彼女たちの歓喜を耳にした。












斜面を下りる。












アイゼンとピッケルの使い方さえ間違わなければ、下りは早い。
ただし、恐怖感は登り以上。
足が震えあがる。












甲斐駒ケ岳。
北側からの眺めは、切り立った岩の塊。












充実感でここを去るのが惜しい。












あまりの急斜面では腰が引けてくる。












一番すごい斜面。
垂直に感じるところ。

2本のピッケルを使って、後ろ向きになって一歩一歩降りていく。

先週事故が起きたのはこの場所だろう。
凍っていたらと思うと、ぞっとする。












八ヶ岳。











気温が上がり、雪質も悪くなりつつあった。












急坂。
怖いが周りに木々があれば、落ちても引っかかる?












足跡を辿って・・・。












下っていく。












余裕のあるところでは、一気に下っていくことができる。












ないところでは慎重に。
トラバースするところは、時間によって(気温によって)崩れ具合が違っているため、
注意を要する。













ホッとするひととき。












波打つ模様の斜面も朝とは違い、足跡が付き、沈むようになっていた。












テント場に到着。
12時を過ぎていた。
早速片づけることにした。












ザックに詰め込み、昼ご飯を食べて、下山の準備。













13時40分、もう下から登ってきて、登頂を目指すパーティがいた。
ブエナビスタマウンテンクラブのエキスパートの皆さん。
何と、翌週の白毛門でも一緒!
白毛門で声をかけられ、「2週連続?そんなこともあるんだ~?」
などと、非常に驚いた。













鎖場の下り。
岩の露出と垂直の壁。












後ろ向きで慎重に下る。












鳳凰三山の眺め。













樹林帯まで下る。













日蔭の雪の下は、カチカチに凍った氷。
アイゼンの歯も氷に傷がつく程度。
日蔭の氷。
固い。












ハシゴも一つ一つクリアーしていく。












五合目の小屋の跡。












再び登り返し、樹林帯の中へ。
ここにきての登りは辛い。












ほとんど標高が変わることなく、黒戸山を巻いていく。
とても長く感じた。












昨日はガスが立ち込めていたところ。
今日は視界あり!












刀利天狗。












黒戸山を振り返ることができる。












ここからも急な坂を下っていく。












刀渡り。
いくぶん、昨日と比べて、雪が消えていた。












慌ててはいけない。
焦る気持ちを抑えて、せっせと下っていく。












富士山。
西日に照らされて、雲の上に浮かんでいた。












相当標高を下げると、雪が消え、氷の道になる。
このあたりは、雪が凍っては溶けを繰り返し、アイスバーンとなっているところ。
あと数日で地面が出てくることだろう。












氷が消えて、アイゼンをはずした。












長い長い尾根を下ってきた。
毎度思うのだが、よくこんなところ登ってきたなと・・・。

というか、行きはアドレナリンの力?気力?
何かしらの力が働いて、登っていけるのだろう。













新しくかけられた橋。












無事生きて戻ってくることができた。
休憩もろくにとらず、七丈小屋から一気に下って4時間弱。

足が棒になりながらも、充実感を味わいながら、帰路に着いた。












その他の甲斐駒ケ岳の記録はこちら


















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2 コメント

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Unknown (junkjewel)
2010-05-23 22:58:57
黒戸尾根恐るべしです。

三脚マンさんあの岩の上で良く飛べますね。
ぼくも三脚マンさんを真似て時々飛んでみますが
(もちろんコルとか平地だけど)まったくこのタイミングで撮れません!アイゼン履いているとなおさらです。

いやしかし写真見てるだけでヒア汗がでて足がすくんできました。
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junkjewelさん (三脚マン)
2010-05-25 23:16:17
コメントありがとうございます。

黒戸尾根、長くて辛いです(苦笑)

おぉ~、飛んでますか?
ぜひとも、ブログにUPしてください。
確かに、アイゼンはいていると、とても飛びにくいですよね。
私も失敗ばかりで、何枚も挑戦していますよ(苦笑)

本当、足のすくむようなところがいくつもありましたよ。
慎重に、ゆっくり進んで、わたしはなんとか、通過することができました。
怖いところでは、慌てないように。
そうしてます。


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