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【#中央日報】「花粉が減ればインフルエンザ増える」…統計は語る、秋に「コロナ感染拡大」

2020-06-10 04:35:42 | 海外の反応
北東アジアと米国・欧州など北半球地域で新型コロナウイルス感染症がやや落ち着いたが、夏が過ぎて秋が近づけば新型コロナの感染がまた広がるという懸念が続いている。各国の専門家は秋になれば新型コロナがまた拡大するかどうかを確認するため、温度・湿度・風など気象要因を中心にさまざまな予測をみている。

こうした中、エラスムス・メディカルセンターなどに所属するオランダ研究チームは7日(現地時刻)、論文事前公開サイト(medRxiv)で発表した論文で、北半球が秋になれば花粉の濃度が減り、新型コロナウイルスの感染がまた拡大すると主張した。

◆「オランダ、8月中旬にまた感染拡大」

研究チームは2016-20年のオランダ国内のインフルエンザ流行状況と週単位の花粉濃度の変化を比較した結果、両者に明確な反比例関係が存在するという事実が確認されたと説明した。

特に、全体花粉個数が立方メートルあたり610個を超過し、このうちアレルギーを起こす花粉個数が120個を超え、太陽輻射エネルギーが平方センチメートルあたり510ジュール(J)を超えれば、インフルエンザの発生率が大きく落ちたということだ。

研究チームは「花粉の個数が臨界値以下に落ちるというのは、インフルエンザ流行の開始を知らせる信号」とし「新型コロナもインフルエンザのように標準的な花粉-インフルエンザの季節パターンに基づくと予想する」と明らかにした。また「春の新型コロナ状況と比べて8月中旬以降に花粉が減り、オランダにまた新型コロナが拡大するだろう」と予想した。

研究チームは花粉が新型コロナ拡大状況に影響を及ぼす理由にアレルギー性鼻炎を挙げた。アレルギー性鼻炎を起こす花粉がウイルスの宿主を先に占めることでインフルエンザや新型コロナの感染が減少すると判断した。オランダの場合、アレルギー性疾患有病率が約52%にのぼると報告されている。アレルギーがインフルエンザと似た伝染病を抑制する効果が大きいということだ。

また、アレルギーを起こさない花粉は人体の免疫を活性化する効果を持つ場合もあり、花粉自体がウイルスを抑制する特性も持つ可能性があるというのが、研究チームの説明だ。オランダ研究チームは「熱帯地域の場合、雨が降って湿度が高まれば、花粉が減り、むしろウイルスが拡大する可能性がある」と説明した。

◆「北半球中緯度は晩秋から危険」

米MITラルフ・パーソンズ実験室所属の研究陣も7日に発表した論文で、気温・湿度が新型コロナ拡大に影響を与える可能性があると明らかにし、晩秋から北半球で新型コロナ感染が拡大すると警告した。

MIT研究チームは人からの飛沫が乾いて表面積がどれほど速く減少するかを表す「空気乾燥能力(air dry capacity、ADC)」という指標を提示した。温度と相対湿度に基づいて計算されるADC値は1時間に何平方ミリメートル減るかという数値で表現される。

ADC値は0-15平方ミリの範囲で表されるが、温度が高くて湿度が低いほど値が大きくなり、温度が低く湿度が高ければ値が小さくなる傾向を見せる。特に、ADC値5平方ミリより小さくなればインフルエンザウイルスが広がりやすいというのが研究チームの説明だ。気温が氷点下に落ちれば湿度とは関係なくADC値は5以下となり、ウイルス伝播の条件がそろうということだ。

こうした研究結果は温度や湿度のどちらか1つだけを考慮した従来の研究とはやや異なる。一般的には温度と湿度が低ければウイルスは広がりやすいと知られている。研究チームは「実際、防疫努力や健康予算支出など社会経済的要因が重要だが、気候上ADC値が低い国は疾病有病率が高い傾向がある」とし「実際、新型コロナ被害が大きかった欧州と米国東部の場合ADCが非常に低かった」と明らかにした。続いて「新型コロナはインフルエンザと似た行動をするとみられ、北半球の中緯度国家は晩秋から早春までが最も危険」とし「この場合、2020年後半に第2波が表れる可能性がある」と警告した。

研究チームは「室外の温度・湿度を基準にADC値を計算したが、室内環境のADC値は冷暖房によって大きく異なる可能性がある」とし「エアコンを稼働する場合は夏でもADC値が低くなり、室内では新型コロナが伝播することもある」と話した。


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