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【#朝鮮日報】韓国与党、尹美香疑惑に超強気の攻め…「ここで退けば進歩系市民運動はおしまい」

2020-05-29 03:52:49 | 海外の反応
李海チャン氏「正義連30年間の活動が右派たちの悪用の対象になってはならない」
尹美香疑惑を左派対右派の争いにして進歩系の正当性守る
左派陣営の仲間意識や反日戦線揺るがしかねないとの懸念も作用

 韓国与党・共に民主党の李海チャン(イ・ヘチャン)代表が27日、同党の尹美香(ユン・ミヒャン)当選人(慰安婦被害者支援市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」〈正義連〉前理事長)をめぐる慰安婦寄付金流用疑惑などが浮上していることについて、「個人攻撃的な疑惑提起に屈してはならない」と逆攻勢に出たのは、「これ以上押されれば、進歩系・左派陣営全体の正当性が揺らぐかもしれない」という危機感のためと見られる。李海チャン代表は同日、尹美香氏をめぐる複数の不正疑惑について、「正義連の活動は右派の悪用の対象にはなり得ない」「あらゆる部門の自省が必要だ」とまで言った。検察の捜査などを通じて、尹美香氏の違法行為が確認されない以上、同氏を守ると宣言したものだ。李海チャン代表が攻勢に出たのは、今回の事態の性格を左派対右派の陣営争いに変えようとするものとの見方もある。

 李海チャン代表は同日午前、ソウル市瑞草区内のホテルで、第21代国会議員当選人のワークショップ開催に先立ち、最高委員会議を主宰した。同代表はこの場で、決心したかのように尹美香氏の問題について口を開いた。今月7日に慰安婦被害者・李容洙(イ・ヨンス)さんが1回目の記者会見を開いて尹美香氏の不正疑惑を暴露した以降で、初めて公の場で発言したものだった。同党は尹美香氏の疑惑が浮上した後も「検察などの調査結果を見た上で決める」との見解を出し、公の場での発言を自制していた。しかし、この日は李海チャン代表が自ら「正義連の30年余りの活動は政争の口実や悪意ある中傷、極右派の悪用の対象にはなり得ない」と述べた。これは、同党の議員全体に向かって「尹美香守護」の隊列から離脱するなという「警告」メッセージを放ったものだという解釈もある。

 李海チャン代表のある側近は「李代表は今回の事態を正義連の運動全体の正当性がかかっている問題だと見ている。それだけに、尹美香疑惑が事実かどうかが最終的に確認された後に党が動かなければならない、という考えだ」と言った。ある与党関係者は「李海チャン代表は金大中(キム・デジュン)政権時代に教育部長官を務めた時、当時の政府の慰安婦被害補償案に異議を唱えるほど正義連の運動の正統性を重視している」と語った。だが、今回の尹美香疑惑については、経済正義実践市民連合など親与党性向の市民団体でも尹美香氏の釈明とそれに伴う責任を要求している。

 李海チャン代表側では「尹美香氏個人の不正疑惑が事実だと判明した場合も、そのままスルーするというわけではない」としている。しかし、李海チャン代表は同日、尹美香疑惑を唱える人々に向かって、「あらゆる部門の自省が必要だ」と言った。検察捜査にまで広がっている尹美香疑惑が個人の不正にとどまらず、正義連の活動全般の不正発覚に流れていく可能性を断ち切るため、李海チャン代表が事前に打って出たのではないかという見方が出ている。

 共に民主党関係者は「李容洙さんの1回目の記者会見後、京畿道安城市内の(慰安婦被害者のための)『憩いの場』問題や、尹美香氏の夫に関する問題が追加で浮上し、右派陣営が今回の事態を進歩系運動勢力全般の正統性を損なわせるチャンスにしようとしているとの危惧(きぐ)が党指導部に広がった」と語った。

 与党幹部と親交が厚いジャーナリスト・金於俊(キム・オジュン)氏が同日のラジオ番組で「(李容洙さんが今月25日に開いた2回目の)記者会見文は7-8人が共同作業したものだという報道があった。歪曲(わいきょく)された情報を与えた何者かが関与したのではないか」と話すなど、連日「背後説」「陰謀説」を取りざたしているのも、こうした流れに合致しているということだ。李海チャン代表自身も23日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の追悼式で「盧武鉉財団や共に民主党に対する『黒い影』が見え隠れする」と語った。

 尹美香氏に対する進歩系・左派陣営内の仲間意識も作用していると見られる。同党の禹相虎(ウ・サンホ)議員は同日、記者団に「いつかこれ(尹美香問題)が私の問題になるかもしれない。同じ党の同志だが、負担にならないわけがない」と述べた。

 また、与党と政治的連帯感を維持してき正義連の活動の正当性が損なわれれば、現政権の「反日戦線」まで揺らぐかもしれないという懸念が働いているとの分析もある。

崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者


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