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【#朝鮮日報】米空母「コロナ退却」の隙に太平洋をひっかき回す中国

2020-04-15 04:13:10 | 海外の反応
米太平洋艦隊の空母が「コロナ死闘」中に…中国の空母「遼寧」など軍艦6隻、台湾付近の海峡を通過して訓練

中国メディア「軍艦を繰り出したのはわれわれの『筋肉』を見せるため」

 米太平洋艦隊の各空母がコロナウイルスのせいで足を取られるという状況下、中国の空母機動部隊が台湾と南シナ海で海上機動訓練を実施した。

 中国海軍や台湾国防部(省に相当)などが明らかにしたところによると、中国の空母「遼寧」とミサイル駆逐艦などを含む中国海軍の軍艦6隻が11日、沖縄本島と宮古島の間の海峡を通過し、台湾東部の海域に入り込んだ。この海峡は中国が太平洋に出る際の関門で、米国の対中軍事封鎖のチョークポイント(戦略的に重要な場所)だ。中国の空母が接近するや、台湾は軍艦や戦闘機を送り込んで対応した。その後、遼寧は台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡を経て南シナ海へ入った。

 中国の空母がこの海峡を通過したり台湾付近に接近したりするのは、今回が初めてではない。昨年12月には、中国が独自技術で建造した空母「山東」も台湾海峡を通過した。だが今回の訓練が注目されるのは、米軍が太平洋に配備した各空母がコロナ防疫、整備などの理由で港にとどまっているからだ。

 米国の各メディアによると、米軍が太平洋に配備している空母4隻全てでコロナの患者が発生した。現在「セオドア・ルーズベルト」はグアム、「ロナルド・レーガン」は横須賀、「ニミッツ」と「カール・ビンソン」は米国西部の海軍基地にそれぞれ停泊中だ。聯合新聞網など台湾メディアは14日、「コロナが太平洋の米軍の配備に影響を及ぼしている」として「現在米国が南シナ海で運用している艦艇はミサイル駆逐艦『バリー』1隻のみ」と報じた。

 中国国営の環球時報は13日、台湾内部の反応を引用して「遼寧など数隻の軍艦を繰り出したのは、基本的な訓練の目的のほか、われわれの『筋肉』を見せるため」だとして「米国海軍が伝染病(コロナ)で困難に直面している間、中国海軍は遠洋へ軍艦を送り、防疫についての自信を示す」と報じた。また中国海軍の報道官は「年例の訓練に伴う機動訓練」だとしつつ「今後も類似の訓練活動を組織するだろう」と表明した。

 米国と中国は、コロナ問題の渦中でも台湾や南シナ海一帯で神経戦を繰り広げている。台湾国防部によると、中国は今月10日、H6爆撃機やJ11戦闘機などにバシー海峡を通過させる訓練を行った。同日、米海軍のミサイル駆逐艦バリーが台湾海峡を通過した。米海軍は、バリーが3月に南シナ海で実弾演習を実施したことも公表した。また台湾メディアは「今年3月末以降、米軍は台湾周辺へ7回にわたってEP3偵察機を飛ばし、中国軍の動きを監視している」と伝えた。

 米国と中国は、昨年の貿易戦争に続き今年はコロナ禍の責任を巡って連日対立している。両国の対立が南シナ海などにおいて武力衝突の形で現れかねない、という懸念も一部で出現している。さらに、再選に成功した反中寄りの蔡英文・台湾総統が来月下旬から2期目をスタートさせるのに伴い、台湾を巡る米中双方の緊張も高まる見込みだ。蔡英文総統は米国との協力を強調している。

北京=パク・スチャン特派員


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