伊集院静さんの自伝的小説.
作家色川武大さんの晩年,2年余りの期間の交流がつづられている.
色川さんは,阿佐田哲也(朝だ、徹夜だからもじったらしい)の
ペンネームでも知られていて,『麻雀放浪記』が有名と思う.
私には坊や哲という方がしっくりくる.
さて小説の内容はというと,そんな色川さんへの敬愛と
若かりし伊集院さんの様々なしがらみへの葛藤
前妻である夏目雅子さんを亡くしたショックなどが綴られています.
「その人が
眠っているところを見かけたら
どうか やさしくしてほしい
その人は ボクらの大切な先生だから」
いねむり先生
伊集院 静
集英社
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