北軽井沢 レンタルコテージ・ラーチの四季~売別荘・中古別荘/貸別荘~

四季折々に美しい北軽井沢のレンタルコテージ・チロル風の赤い屋根の売/貸別荘及び東京都内の賃貸アパートやマンションのご紹介

北軽井沢・南木山物語 南木山別荘地の生い立ち(3)

2015年07月30日 | 北軽井沢の貸別荘レンタルコテージ・ラーチ

「この事業が成功しら 北軽井沢も発展するだろうしかし もし失敗したら」

朝日国三郎は望遠鏡のぞきながら真剣に考えていた。

「実行には細心の注意が必要だ!」

次に国三郎がしたことと言えば、作業着を着て長靴をはき

太い杖を持ち南木山の山中に入って行くことだった。

この頃の南木山には植林の為の細い山道があるだけだった。

国三郎は狩りが好きで若いころから道などない山中を

歩き回って、キジや山鳩、イノシシや野ウサギを追いかけていた。

射止めた時の快感がたまらなかったのである。

(北軽井沢レンタルコテージ・ラーチ)

どんな山中でも朝日国三郎は平気だった。

つづく

 


北軽井沢・南木山物語 南木山別荘地の生い立ち(2)

2015年07月25日 | 北軽井沢の貸別荘レンタルコテージ・ラーチ

秋!カラマツの葉がすべて地面に落ちて山一面が黄金色のジュウタンとなる。

所々にあるモミジの鮮やかな紅葉に目を奪われる。

冬!細かい枝だけになったカラマツ林に真っ白な雪が降りつもり

幻想的な美しさをかもしだす。

春!カラマツの目吹の素晴らしさ、人生の春が山一面にやってきた。

夏!風に揺れるカラマツ林は山の精が踊っているようだ。

「自然とともに生きる喜びを南木山は教えてくれる」

「この素晴らしいオゾンいっぱいの大自然を

スモッグを吸って都会に住む人々にあげたい」

朝日国三郎には考えがあった。

「計画通りに行ったら、わしの人生で最後の大仕事になる」

つづく

 

 

 

 

 


北軽井沢・南木山物語 南木山別荘地の生い立ち

2015年07月24日 | 北軽井沢のチロル風の赤い三角屋根の別荘

話は今から45年前にさかのぼる、舞台は北軽井沢の南木山。

植林されてから10年位の若いカラマツ林の山だ。

朝日国三郎は北軽井沢の町はずれにある広い野原に立っていた。

ここからは南木山(なぎさん)がいくつもの連山で成り立っていることが解る

国三郎は望遠鏡を細い皮ひもで首からつっている。

その望遠鏡を眼にあてて熱心に南木山を見ている。

彼が見ているのは南木山の中で、もっとも北軽井沢の町に

近い南斜面いったいだ、性懲り見なく望遠鏡で見続けている。

国三郎はこの南木山の四季を頭に描いていた。

つづく

 

 


北軽井沢・南木山物語 川の精

2015年07月18日 | 北軽井沢貸別荘レンタルコテージラーチ

良子はハッと息をのんだ。

「まるで川の精だわ、あの人がうわさの桂木さん!」

俗人にはない桂木のすがすがしさ、美しさに、良子は呆然と立ちつくした。

ふと我に返った良子が川を見ると そこには誰もいなかった。

つづく

北軽井沢の貸別荘レンタルコテージ・ラーチ

ラーチは英語でカラマツのことです

真夏でも20度位 クーラーや扇風機など不要です。

北軽井沢の売り別荘です

チロル風の赤い三角屋根の可愛い別荘です

 

 

 


北軽井沢・南木山物語 森の精(3)

2015年07月16日 | 北軽井沢の貸別荘レンタルコテージ・ラーチ

峰の茶屋を通り抜けて北軽井沢の南木山(なぎさん)別荘地へと車を進めた。

南木山別荘地の入り口近くにはきれいな川が流れている。

この川は熊川の上流でもう少し上に行くと浅間大滝という大きな滝になっている。

「あら!」川の近くで良子が車を止めた。

川の流れと、水のざわめきの中にその人は立っていた。

細くすらりとした長身に水色の服を着ている

面長で透き通ったような顔、

黒くふさふさとした髪が彫の深い顔の美しさを際立たせている。

繊細で細長い手にセリを何本か掴んでいる

切れ長で黒く涼しい目が良子の方を見た。

つづく 

 


北軽井沢・南木山物語 白糸の滝3

2015年07月12日 | 北軽井沢のチロル風の赤い三角屋根の別荘

坂道をまがって数分後 白糸の滝の入り口が右側にみえてくる。

良子は白糸の滝の駐車場に車を止めて右側の細い坂道を滝の方に登って行った。

「おお!寒い!!」

無数の細い滝が白い水飛沫あげておちている。

誰もいない白糸の滝は本当に素晴らしい!

滝壺は引入られるような紺青だ。

良子は震えながら滝を見つめていた。

我に返った良子は車に戻り、峰の茶屋へと向かった。

(木陰にたたずむレンタルコテージ・ラーチ)

つづく

 


北軽井沢・南木山物語 白糸の滝2

2015年07月11日 | 北軽井沢貸別荘レンタルコテージラーチ

良子は軽井沢駅の正面を直角に真っ直ぐ通っている通称軽井沢大通りに出た。

夏になるとこの通りは大勢の人々が集まり、車道も歩道も人や車で

あふれていて通り抜けるのには大変時間がかかる。

(軽井沢駅)

今はシーズンオフなので車がスイスイと走る。

軽井沢銀座を過ぎると有名な旧軽井沢の別荘地に入っていく。

ここからはカラマツの古木に囲まれた気持ちのいい道だ。

旧軽井沢は明治のころ初めて別荘が建ったところだ、

夏になると一面に緑の苔が生え、所々に大きなシダが

涼し層に生えている。

つづく

 


北軽井沢・南木山物語 白糸の滝

2015年07月10日 | 北軽井沢貸別荘レンタルコテージラーチ

高原の朝もやをくぐって、白いクラウンが軽井沢駅に着いた。

秀雄はそそくさと車から降りて改札に向かう

エスカレーターへ急いだ

「行ってらっしゃい!」

良子は急遽東京に行くことになった義雄を見送った。

東京までは新幹線で1時間で着く会社で何か起こったようだ

”帰りは白糸の滝のほうを通って帰ろうかしら”

普段は軽井沢から中軽井沢に行き北軽井沢に向かう

ハイウエイを走るが軽井沢から白糸の滝を通って

北軽井沢に行く道もある、この道は草軽バスの専用道路だ。

つづく

レンタルコテージ・ラーチのリビング