奥様への手紙

今までに何通か奥様に書いた事がある。
私も何通か書いた。

なんでこんな事を書くか。
ラブレターであり、遺書にもなるかなって思って。

別に病気だったりしませんよ。

でも、いつ事故にあうか分からない。
伝えたい事を伝えられないまま死んだら嫌だなって思って。
私が死んだらここを探し出すかも知れない。
見つけられないかもしれない。
でも、なんとなく書いておきたくて書きます。
超私信なので、読むも読まぬもご自由に。



奥様へ

場所が場所だから、実名で呼べないし、実名で名乗れないけど、
書き方で私だって分かるよね。

これを読んでるって事はここが発見されたんだね。
私が生きている時に読んでいるなら、見つけた事黙っててね。
死んでいる時に読んでいるなら、できれば全部読んで欲しいな。

私は思っている事をうまく表現できなかったり、
しなかったりと、良くないよね。
たまに、私が喋らない事で喧嘩になるね。
仕事から帰って疲れているからって言い訳にならないよね。
だってあなたも子供世話や家の事で疲れているんだもの。
子供以外と会話する事が少ない状態だったら、私と話をしたいよね。
私は会社で人と話をしているから、家では黙ってしまうんだ。
それもわかって欲しい。


怒らないで聞いて欲しい。
この間ふと、あなたと結婚しなかったらどうなっていただろうって考えたんだ。
思い返すと何度も分岐点があって、あの時別の選択をしていたら、
あなたと出会うことは無かったでしょう。

でもね、何度その分岐点の事を考えても、あなたと出会えて良かったと思ってる。
あなたと出会い、結婚して子供も産まれた。
他の選択をした時に、今の自分より幸せだろうと思えない。
それは経験していないから「絶対」とは言い切れない。
でも、今の私には今の幸せを越えるものは無いと思っている。

あなたに出会えて良かったと、最近富に思うんだ。
なぜだか分からないけど。

これはたまに更新していこうと思う。
カテゴリーも作った。
長く続けたら、長いラブレターか遺書になるかな。
この手紙が途中で終わらないように、病気や事故に気をつけるよ。
だから、あなたも、私達の子供の事も一緒に気をつけて、
一緒に歩んでいこうね。

続く・・・