伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

津波被災地で除幕式

2018年07月26日 | 災害
 東日本大震災時の津波で被災した、小浜地区と岩間地区で、震災復興土地区画整理事業竣工記念碑除幕式が催され、出席した。

 津波被災地の土地区画整理事業は、小浜、岩間の他、豊間、薄磯、久之浜でも実施されており、先月までにすべての工事と手続きが完了、全ての被災者に土地引き渡しが完了している。

 除幕式は、小浜渚1号公園、岩下1号公園に建立された記念碑前で行われ、市長の式辞、いわき市議会副議長の祝辞の後、地区の代表を交えて記念碑の幕が除かれた。


小浜地区の除幕式



岩間地区の除幕式


 記念碑の上部には丸く穴があいている。小浜、岩間とも共通したデザインだ。この意味は何か。市職員に聞いてみた。穴から光が差し込むようにデザインされたものだという。この穴は、全ての土地区画整理事業の記念碑に共通するものだという。

 津波被災を乗り越えて、新たな歴史を刻み始める津波被災地の姿がある。その前途を照らす光なのか、それとも、今、現在の地区を輝かせる光を取り込む窓なのか。どちらの意味もありそうだが、記念碑に穿たれた穴に、津波被災地がにぎやかに復興する希望を託していることはまちがいがない。


区画整理された被災地に住宅の建設が進む小浜地区


 記念碑の除幕式は、順次行われる。


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