伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

久々、ミニミニリレー講演会聴いてきた

2021年12月11日 | 講演会
 文化センターで開かれた講演会には20数人の聴講者が集まった。同会の講演会は、たぶん半年ぶり位だろう。新型コロナウイルスの流行の影響で、開催を見合わせていたらしい。

 私自身も何らかの講演を聴くのは、半年ぶり位になる。

 今日の講演で櫛田さんは、県内の昭和村、会津町田島、下郷町を訪ね、それぞれの地に散らばる信州高遠の石工が作った石造り遺産の数々を、写真も交え紹介した。

 昭和村では、正法寺の石灯籠などを紹介した。この石灯籠は、田島よりも30年早く高遠石工が入ってきたころを示す貴重な資料になっているといい、その他、両原地区の八幡神社の意思撮り良いなどを紹介した。

 また、田島の薬王寺のの宝塔の他、下郷町の馬頭観音、柳津町の窪田三十三観音などを消化した。このうちの1つ如意観音像は手で十字架を掲げていること等を示し、隠れキリシタンの存在を示す可能性を紹介した。

 講演をまとめた櫛田さんは、これらの地で、墓石等がしっかり保存されていることなどに感銘を受けたことを話し、「古いものを大切にすることが大切」などとした。

 また、質問に答える中で、高遠から会津に来た石工が帰郷しなかったのは、①いい人(恋人や妻)ができた、②加工しやすく壊れない良質な産出産出した、という理由があったとし、同地方が良質の石の産出地であることを紹介した。

 ちなみに、高遠石工の刻んだ石造り遺産は、いわき市にも、平の大越にある安祥院など9ヶ所にあるのだという。機会があれば、たずねてみたいものだ。


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