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介護の技術・知識のまとめ

研修で学んだこと、職場で経験したことなどをまとめた場所です

変形性膝関節症

2021-03-24 10:54:42 | 高齢者に多く見られる症状・疾病

変形性膝関節症の生活上の留意点

  • 長時間の歩行や階段昇降、正座は避ける
  • 関節の負担を軽減するための杖を使用する。サポーターも効果がある
  • 膝関節は冷やさない、寒い時は温める
  • 肥満の場合は、減量する
  • 座位や臥位、水中でできる運動で大腿四頭筋を鍛える
    座ってもも上げ、足を伸ばして上げる、臥位で膝裏に枕を入れて押しつぶすような運動など

 


糖尿病

2021-03-24 10:47:45 | 高齢者に多く見られる症状・疾病

I型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)

  • 膵臓がインスリンを全くまたはごくわずかしか作らなくなる。自己免疫反応などが原因。遺伝的要因もある
  • 急激に発症する
  • インスリン注射で治療する
  • 子供のころからかかる患者も多い

II型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)

  • 膵臓の作るインスリンが足りない、または筋肉や肝臓でインスリンが十分に働かない。遺伝的要因に肥満、運動不足などが重なることが原因
  • ゆっくり発症する。初期には症状を呈さないこともある
  • 食事、運動、血糖降下剤等の薬物療法
  • 高齢者に多い

 

糖尿病の代表的な症状

  • 口渇、倦怠感、多飲、多尿、体重減少 など

糖尿病の3大合併症

  • 糖尿病性腎症 血液透析が必要
  • 糖尿病性網膜症 失明に至るおそれあり
  • 糖尿病性神経障害 末梢に大きな影響を及ぼし、下肢切断に至ることもある
    糖尿病患者の爪切りは、神経障害の恐れがあるため、医療職でないとできない

 


パーキンソン病

2021-03-24 10:38:43 | 高齢者に多く見られる症状・疾病

中脳の黒質線条体の神経細胞の変化・減少により、運動を調整する働きを担うドーパミンが不足するために生じる神経変性疾患。加齢に伴って発症するが、原因はよく分からない

パーキンソン病の4大症状

  • 安静時振戦
  • 筋固縮(筋強剛) 力を抜いても動かせない
  • 無動・寡動(動作緩慢) まばたきなどの顔の動きが無くなり表情なく見える 仮面様顔貌
  • 姿勢反射障害 バランスが崩れた時に戻す反射が鈍くなる

初期症状は手足が震える安静時振戦が最も多くみられる

姿勢反射障害や無動・寡動に伴い、歩行中に前方に重心が傾き止まりにくくなる加速歩行、小股で歩行する小刻み歩行、歩き初めにすくんでしまうすくみ足が見られやすい

無動・寡動により、表情の変化が乏しくなる仮面様顔貌などが見られる

パーキンソン病患者の歩行の特徴

  • 歩行や動作が遅くなり、手指の震えもあり、転倒しやすくなるので注意
  • 姿勢が全屈して歩幅の狭い歩き方であり、歩き始めるのに苦労するが、歩き出すと止まりにくくつんのめる、平たんな道より障害物があったほうがスムーズに歩ける、などの特徴がある

進行を緩やかにするために、前向きな気持ちで生活することが効果的

減少したドーパミンを補充、受容、分解抑制するなどの薬物療法が中心。近年、効果的な治療法も開発されている