不定期人生作業日報(仮)

ある時は医薬品卸商(正確には物流子会社)社員、ある時は通信制大学生、そしてある時は中途半端ヲタな、筆者の備忘録です。

「恋ではなく」舞台検証第3回

2011年07月16日 08時14分46秒 | 「恋ではなく」関連
※この記事では実際の風景との比較研究の目的で、18禁PCゲームブランド「しゃんぐりらすまーと」さんから
発売中のノベルゲーム「恋ではなく―― It's not love, but so where near.」の、作中背景・イベントCGを引用させて頂いております。
また作品内容のネタバレを含みますので、これからプレイされる予定のある方は閲覧に十分注意してください。



発売当日に入手できたものの、翌週が休日出勤だったり日々シナリオを読み進められなかったりして、
結局2週間後の6月11日までにグランドルートの後半を残して2月・GWについで3度目の酒田行を決行しました。
今回は震災復興のニーズに応えるべく作られた企画乗車券「JR東日本パス」+レンタカーのプランで、
11時から18時までダイヤの許す限り滞在した取材です。
しかしレンタカーを借りた直後まず行ったことは、当日東日本パスで東北遠征中ということでいなほに同乗されてた
ゆとにゃんくんをご案内することでした。






下車したころは雨だったのですが酒田駅にお送りするころには青空が広がり始めてました。
徒歩ではちょっとした時間を要するのですが、車を使えば30分で回れないことはないのです。


それでは新しく調べてきた結果について順次ご紹介します。


グランドルートで典史が初詣に出かけた先であります、日和山公園内の日枝神社です。
作中でも多くの市民が訪れる初詣先とのことですが、事実どおりなのでしょうか?
画像左手の石垣の上に祐未と並んで座って、なぜか屋台にあった秋田名物のしょっつる鍋を食べたものと考えられます。

日和山公園内売店が描かれた背景元の場所とは、道路を挟んだ向かい側になります。



ルート分岐前の序盤(体験版にも収録)にて、典史がふらっと立ち寄った
無名の神社の鳥居にただずむすーぱーそに子のイベントCGですが、
実は尚人ルートでの典史たちの初詣(予定)先として書かれた、「酒高」裏の神社が
灯篭とかの配置関係が似ていたと思われましたので撮影してきました。









グランドルートのイベントCGからです。新井田川堤防&山居橋下になります。



亮輔ルートの1シーンからです。山居橋の欄干です。


次に尚人ルートのクライマックスで祐未を連れ去った直人の車を、
扶のバイクに乗って典史が追いかけたルートですが、
実際にテキストを読んでトレースすると、下図のようになります。



スタートの、①山居橋北詰前です。


②実生橋を左折し渡って、

③R112千石町交差点を右折です。「逡巡する間もなかった『右!』」



出羽大橋を渡り、



④南詰の舗装の境界付近で、バイクがスリップして事故ります。


堤防の向こうに尚人の車を発見し、


地図⑤の堤防付近からのアングルです。




目的地の宮野浦海岸に到着します。

ちなみに尚人や祐未の乗った車は出羽大橋から直接堤防沿いへの右折は、車止めのせいで出来ないので
さらに南に数十m進んだところの交差点を右折後

スーパーの前をさらに右折、クランク状に少し下って堤防に出ます。


以上、延長4.4kmの逃避・追跡行の再現でした。


そして騒動が解決してから、尚人の車と扶のバイクを止めておく先に決まったのが、
数百m先にある「最寄のコンビニ」、つまり扶のバイト先でありまして、
後ろの高台上など仔細の描写が異なるものの実際に存在しています。
セブンイレブン酒田高見台店です。






あとは小ネタ?を2つばかり披露したいと思います。



グランドルートで蓉子が典史と商店街での買い物中の場面ですが、該当する形状のベンチを
捜し求めて中通り・大通り商店街を歩き回ったのですが、残念ながら一致するものは発見できませんでした。
強いてあげるとということで、酒田駅前の旧ジャスコ跡地にあったスペースのベンチが近いと思ったので
撮影してみたのですが、いかがでしょうか?(地元の皆様の情報提供お願いいたします)





女性陣が一杯飲み明かしてる場面に登場するお酒が本当に実在するのか、
まず山居倉庫傍にある木川屋さんの陳列を眺めていると、
店員のお姉さんに声を掛けられ、キャプ画を見せつつ軽い気持ちで説明。
(18禁ゲームであることは伏せてます。)
すると店員さんは丁寧に応対してくださり、結局はそこには無かったのですが、
醸造元にPR館があるので尋ねてみたらと地図を書いてくださり、
思い切って突撃することに。
庄内空港方面に向かう途中にあるこちらの会社、東北銘醸さん
山形県を代表する蔵元さんで社長さんは酒田観光協会会長でもある
こちらの会社のPR館「蔵探訪館」に探訪者がお邪魔しました。
木川屋さん同様係の女性の方に事情を説明しキャプをお見せしたところ、
「うちの商品が出てる」と驚かれて詳しく調べてもらえました。
(本当は創作なんでしょうけど)字体は昔のラベルに近いとかいろいろ・・・。
結局(旧2級酒)普及品の「酒王初孫」
の一升瓶が近いのではないかという結論に達しました。



というわけで7時間余りの酒田市滞在もあっという間の中身の濃いもので、
木川屋さん、東北銘醸さんはじめ今回も酒田の皆さんのご親切に助けられた探訪行でした。
実はレンタカー利用の探訪は当初震災の翌日を予定していて、
発生した夜JRのR&Rきっぷのキャンセルを地元駅から行ったのですが、
その翌日酒田の駅レンタカー事務所からわざわざ消息確認の電話連絡までしていただき、
そちらの方がもっとたいへんでしょうにと恐縮したのを覚えてます。
で、そのときのことを受付の方がちゃんと覚えてらっしゃって話が盛り上がったりしたりと、
なんか作品のファンである以上にこの町のファンになる思いを感じました。


まだ飛島島内のイベントCGやグランドルートED時のムービーの背景とか
取材しなければと思ってますので、9月の3連休時にお邪魔したいと考えております。
酒田市でお世話になった皆さま&ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

























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