頑張れ、下請け技術士

ごく普通のサラリーマン(建設コンサルタント業)の日記です。写真は、私が5年ほど手がけました宮城県にある富谷JCTです。

技術士二次試験(土質及び基礎)

2011年04月14日 | 技術士

今年は・・・技術士二次試験を受験する予定です。・・・・

科目は土質及び基礎。道路は昔合格したのだが、今年はチャレンジの年!と勝手に思いました。

でどんな勉強すればいいのかと思いましたが、とりあえず過去問4年分。これからやろうと思います。

建設一般は、一応大丈夫。(なはず)なので、問題は専門科目なのですが、、これが難しい。知識の無さが手に取るように分かります。

とりあえず、去年の問題を解きました。1時間くらいで書いたので、まだ推敲はしてません。こんなかんじなのかぁ~?会社のなかで土質及び基礎を持っている方がいないので、誰に聞いていいかも分からず・・・です。

定期的に、アップしていきます。どなたでもいいので、コメント入れてもらえると頑張れるかも・・・・

1.低盛土において発生しやすい被害とその発生要因

軟弱地盤上の低盛土は、高盛土の場合のように盛り土の安定や側方流動、施工中の大きい沈下といった問題は少ない。しかし、供用後に路面に不陸が発生し、舗装も破壊するという現象を示すことが多い。その発生要因としては以下のようなことが考えられる。

①軟弱層に接する盛土が低いので、路床部が十分転圧できず、路床の支持力が得られにくい。②地下水位が相対的に高く、路床付近まで上昇するため、路床の支持力が低下しやすい。③交通荷重が盛土内で十分分散せず軟弱地盤に到達し、地盤の沈下変形を促進する。④交通荷重による振動が、そのまま軟弱地盤に伝達しやすい。⑤地盤上層部分の不均一性が、盛土に影響を及ぼす。

2.低盛土において発生しやすい被害に対する対策と選定理由について

対策1:良質な盛土材の選定。

選定理由:良質な盛り土材の選定をすることにより高い剛性の盛土を構築し、かつ盛土内の排水も滞水しない構造となり、盛土自体の安定が図られる。

対策2:サンドマット工法、敷設材工法、表層混合処理工法、載荷重工法、置換工法など

選定理由:基礎地盤の表層に近い部分の沈下を減少させる工法、かつ強度を均一化し高める工法を採用し、沈下を最小限にとどめるものとする。

 

工期に余裕のない条件においての軟弱地盤対策工

工期に余裕のない条件においての軟弱地盤対策工の工法の概要・特徴及び適用条件について、以下の3工法を挙げる。

①サンドコンパクションパイル工法

工法の概要・特徴:地盤に締め固めた砂杭を造り、軟弱層を締め固めるとともに砂杭の支持力によって安定を増し、沈下量を減ずる。

適用条件:沈下対策及び安定対策として有利。軟弱層が厚い場合に有利となることが多い。

②表層処理工法

工法の概要:基礎地盤の表面にジオテキスタイル(化学製品の布や網)などを敷き広げたり、基礎地盤の表面を石灰やセメントで処理したりする工法。

適用条件:安定対策として有利。軟弱層が薄い場合や基礎地盤が極端に悪くない場合に有利となることが多い。

③荷重軽減工法

盛土本体の重量を軽減し、現地盤へ与える盛土の影響を少なくする工法で、盛土材として発泡剤、軽石、スラグなどが使用される。

適用条件:沈下対策及び安定対策として有利、基礎地盤が極端に悪くない場合に有利となることが多いが、コストが比較的高くなる場合が多い。

 

1.当該現場において適切と考える工法

当該現場においては、深層混合処理工法が適切であると考える。

2.選定理由

盛土材については、通常の砂質を用いるものとし、安定が保たれるものと判断した。そのため、盛土部の対策(軽量盛土やジオテキスタイル工法)は実施しない。

基礎地盤を含むすべり安定が満足できないことから、基礎地盤の固結工法を選定した。

3.必要な地盤調査・試験項目

支持地盤の強度(γ、C、φ)を確認するためのボーリング調査及び土質調査。及び固結工法の石灰及びセメント配合設計を行うための室内配合試験。

4.設計・施工上の留意点

固結工法であるため、水脈が切断される可能性があるため、水脈の有無及び井戸水などの有無を確認する。また、安定剤の添加量は、室内配合試験の結果から一応の目安値が得られるが、地盤の成層状態、施工精度により改良強度にバラツキが生じやすいため、現場試験を行い、添加量の再確認を実施する。

 



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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-08-11 23:19:54
今年は大変ですね。試験は受けられましたか?私は土質及び基礎を受けてきました。何とか埋めてはみましたが。。。
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Unknown (管理者)
2011-10-04 12:46:26
コメントありがとうございました。
もうすぐ、発表ですね。

私はたぶんダメでしょう・・・
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