チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

バーンスタイン来日中止でガッカリ(1978)

2014-03-17 20:35:19 | 来日した演奏家

レナード・バーンスタインの1978年来日公演は奥さんが亡くなったということで急遽中止になったんですね。

ショスタコーヴィチの5番といえば当時はバーンスタインとニューヨーク・フィルの録音が最高の名盤とみなされており、それをナマで聴けるということでむっちゃ期待されていた演奏会だったようです。



それが中止になったときのチケット購入者の失望はかなりのものだったでしょうね。父は奥さんが亡くなったんならしょうがない、来てもどうせションボリな演奏だったろうと諦めたそうですが。。

代わりにラインスドルフ(Erich Leinsdorf 1912-1993)が来たんですが、曲目までショスタコーヴィチに比べたら低刺激性の『英雄』に変わってしまいさらにガッカリだったようです。(※7月1日、3日の曲目↓)

失望した父はよっぽど払い戻ししようと思ったらしいのですが、ラインスドルフのシューベルトのグレート交響曲のLPをそれなりに気に入っていたので辛うじて普門館に行くことにしたらしいです。

しかし、残念ながら演奏内容はあまり記憶に残っていないようです。だいたい、普門館みたいなバカデカくて音もロクに聞こえないようなホールでクラシックのコンサートをやること自体、海外の有名アーティストといえばいくらでも金を払う日本人を馬鹿にしてたのでは?って怒りを新たにしておりました。

その頃の生真面目な日本人はまだ、良くも悪しくもクラシック音楽&外国の演奏家を「崇拝」していた?

 

※指揮がラインスドルフに変更になったあとの曲目

1978年7月1日(土) 7:00普門館

ベートーヴェン...英雄

ワーグナー...〈タンホイザー〉より序曲、ヴェヌスベルクの音楽 

R.シュトラウス...ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら

 

1978年7月3日(月) 7:00普門館

ピアノ/マルタ・アルゲリッチ←オトクでしたね

バーバー...オーケストラ・エッセイ第2番

プロコフィエフ...ピアノ協奏曲第3番

ドヴォルザーク...新世界より