チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

音楽教科書のウィーン・フィル(いつの演奏会?)

2016-03-28 19:31:43 | どうでもいいコーナー

1983年・教育出版発行の音楽の教科書『音楽1』を眺めていたら、あまりの面白味のなさにみんなクラシックがキライになるわけだわ~と呆れたわけですが、カラーページに「オーケストラ(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)」とだけ書かれた画像が載っていました。不親切なことに他に説明は一切なし。

これは挑戦状ですね。年月日、演奏曲目を解明するしかないです!?



場所が東京文化会館であることは明白。

さらにこの教科書は昭和56年(1981年)3月31日に検定されているので、それ以前の撮影のはずですよね。



すばらしく簡潔にまとまった「ウィーン・フィル来日公演記録」によるとウィーン・フィルの1981年までの東京文化会館における演奏会は以下のとおりです。

1969年:ショルティ指揮

1973年:アバド指揮

1977年:ベーム、ドホナーニ指揮

1980年:マゼール指揮



指揮者の後ろ姿(特にヘアスタイル)からするとショルティかマゼールということになろうかと思います。



しかし上記リンク先で、オーケストラの編成(けっこう大きいです)がぴったり合う曲目が見つかりません。R.シュトラウスの「ティル」「死と変容」もちょっと違うし、もしかしてカラヤン/ベルリン・フィルみたいに楽器を倍増してたり?

いつの演奏会で何が演奏されているのかわかったら追記します。(勝手にしろって感じ?)


日本フィルを指揮した曽根すぐるという詐欺師(1983年)

2016-03-21 22:42:00 | どうでもいいコーナー

フォーカス誌1983年12月9日号から、日本フィルハーモニー交響楽団を指揮する詐欺師・曽根すぐる(芸名)、当時53歳です。

↑ 詐欺で3000万円のカネをつくり、2度にわたるコンサートにつぎ込んで夢を実現。

ラブリーコンサート』。たしかにちょっとラブリー。1度目は1983年5月17日東京・新宿の日本青年館大ホール、2度目は6月7日東京・五反田。


曽根氏は鹿児島の公立高校で音楽教師をしたあと武蔵野音大の聴講生だったこともあるが、その後の経歴は不明で、本人作成の履歴書には「毎日音楽コンクール1位入賞」、「フランス、ドイツへ海外留学」、「カラヤンに師事」とデタラメが並べられていたそうです。

「中曽根首相は私のよき理解者であり、『曽根すぐる』の名付け親」だとテキトーなことを述べ、手当たり次第に政治家の名前を利用し、印刷業者には「政治家に政治献金すれば自民党にポスターの注文をとってやる」、別の人には「某大学の教授の椅子を世話するから」という調子でカネを集めていったようですが、コンサートや生活に使ってしまってスッカラカンになり雲隠れ、パチンコ屋に住み込んで働いているところを逮捕されました。

写真は6月7日の追加公演のほうで、曽根氏が自作の管弦楽組曲「聖女」を指揮している様子です。2000人近い観客は全部タダで切符を配られた人々で、「聖女」もどことなく幼稚で、名曲をつなぎ合わせたみたいだったにもかかわらず鳴り止まない拍手に曽根氏は涙を流して感激していたということです。コンサート後半は小林研一郎氏の指揮で「展覧会の絵」が演奏されたそうで、聴衆はオトクでしたね。(ちなみにこのスナップを撮影した写真家への支払いも踏み倒したまま)

だまされた人たちからしたらトンデモない奴なんでしょうけど、どこか憎みきれない。。


ナダールが撮影したワーグナー(?)

2015-11-30 22:31:00 | どうでもいいコーナー

隔月刊『The Staste(ザ・ステイスト)』1990年12月号の「ナダールと19世紀肖像写真」という特集でフランスの写真家ナダール(Nadar, 1820-1910)が撮影した19世紀肖像写真が掲載されています。

 

ジョルジュ・サンド、ベルリオーズ、リストらの肖像写真とともにリヒャルト・ワーグナーの写真としてこれ ↓ が載っています。

この写真、どこかで見たような気もしますが、本当にワーグナー!? もっとアゴがしゃくれていたような。。?(カッコよすぎんだろがー)

修正写真なのか、それとも単にこの雑誌の編集者の間違いなのか?

ワーグナーでないとしたら誰なんでしょうね。わかった時点で記事を修正します。


ショーン・コネリーのピーターと狼(ロンドンレコード、1967年)

2015-10-01 22:14:05 | どうでもいいコーナー

『放送文化』(日本放送出版協会)1967年5月号より、ロンドン・レコードの広告です。

↑ 次代の"帝王"クラウディオ・アバードデビュー! 時代を感じさせます。

 

↑ バーンスタインもこの時代、大地の歌には中途半端に若いって感じ。

 

一番泣かせるのは、ショーン・コネリー語りの「ピターと狼」。ご注文は007とご指定ください、だって。

↑ 確かにレコード番号の下三桁を007にしています。

。。。このレコードをお持ちの方はきっと高く売れますね!?


退屈な名曲ワースト10(アメリカ、1954年)

2015-05-22 23:06:50 | どうでもいいコーナー

「音楽の友」1954年6月号で、ニューヨーク・ヘラルド・トリビューンの「退屈な名曲ワースト10」という記事が紹介されていました。

読者の投票による、その順位とは

1.シェヘラザード(リムスキー=コルサコフ)
2.交響曲ニ短調(フランク)
3.ボレロ(ラヴェル)
4.パルジファル(ワーグナー)
5.ミサ・ソレムニス(ベートーヴェン)
6.ドイツ・レクイエム(ブラームス)
7.新世界交響曲(ドヴォルザーク)
8.第九交響曲(ベートーヴェン)
9.トリスタンとイゾルデ(ワーグナー)
10.交響曲第5番(チャイコフスキー)


。。。やはりアメリカだし、しかも60年前の記事だからまったく同意できんわっ!パルジファルを除いて。

パルジファルって、舞台も観たことないんですがCDを聴くといつも5分もしないうちに眠ってしまいます。
ワーグナー好きによると寝るなんてとんでもないし音楽の快楽の嵐らしいですけど。

せっかくの機会だから飯守泰次郎さんの解説をよく見てから一週間、無理してずっとパルジファル全曲のCDばっかり聴いてみようと思います。

思い返してみるに有名な曲で10回聴いてもやっぱり退屈だった、って音楽は皆無なんですよね。その次はマイスタージンガーに挑戦。(こういう聴き方間違い?)