『爆裂ペレストロイカ』の時事漫才（その14）

どうもコルホーズ福岡です。
ソフホーズ町田です。
レッサーパンダが立ったって、騒ぎになってるな。
風太くんね。ピシッと、直立不動する姿が凛々しいよね。
風太は勃つし、クララは勃つし、日本は朝から勃ちまくりだな。
クララが立ったのは、相当前だし、日本語を少し間違えてるね。
あ、「クララ”で”勃った」か？
日本語的には正しいけど、人として間違えてるよね。
ふん、お前はペーターと、乳繰り合ってりゃいいさ！
何に対して逆切れしているのかよくわからないよ。
ま、俺は、熟女派だから、クララよりロッテンマイヤーだな。
　メイド・カフェ作るぐらいなら、ロッテンマイヤー・カフェを作って欲しいね。
そのカフェの需要は、かなり厳しい気がするね。
ふん、お前は、セバスチャン・カフェがお似合いだよ。
セバスチャン・カフェは、ある意味、普通のカフェだけどね。
で、何の話だっけ？
風太くんだよ。レッサーパンダの風太くん。
あぁ、まだ２歳なのに、立ちまくってるやつね。
しつこいよ…。
　ところで、どうして、風太くんは突然立ち上がったんだろうね？
やっぱりさ、なんかさ、四つん這いに疲れたんじゃないの？　トラウマみたいなさぁ。
何のトラウマだよ…。
ほら、コンタクトレンズを落として困ってる人がいたからさ、四つん這いになって探してあげたんだよ。
　けどさ、「あ、ごめ～ん、あった、あった。やっぱり、目の中に入ってた！」とか言われて愕然とするわけだよ。
　「せっかく、わざわざ四つん這いになって探したのに～！」みたいなさ。
風太くんを、えらく小さな男にしちゃってるね。
その悲しい出来事がさ、風太に決意させるわけだよ。
　「僕は、もう二度と四つんばいなんかになるものか！　そうさ、僕は、この二本の足で立ち上がるんだ！」みたいなさ。
　全てのコンタクトレンズへの恨しみ、蔑み、そして哀れみ。その象徴ってとこかな。
レッサーパンダは、どこに行っちゃったんだろうね。
ま、一言で言えば、「コンタクトって、目が乾く～」ってことだね。
むしろ、その一言が混迷の度合いを深めている気がするね。
それにさ、どの道、風太は立ち技主体の選手だからな。
そもそも風太も、一日の大半は、マウントポジションで過ごしているんだけどね。
ってことは、彼も、そろそろ総合格闘家へ転身するのかな？
知らないよ…。
　なんかさ、どさくさ紛れに、他のレッサーパンダや、動物も、「立った」、「立った」の大騒ぎをしだしたよね。
だよな、商魂たくましいよな。
　でもさ、２番煎じはもうちょっとインパクトのあるヤツじゃないと、話題にならないよな。
例えば？
「立つ”毛じらみ”」とか、「立つ”サルモネラ菌”」とかさ。
インパクトはともかく、立ってるかどうか解りにくいよ。
「立つ”ボイラー技師”」とか、「立つ”仮面夫婦”」とかも、いいね。
仮面夫婦だって、立つことぐらいは出来ると思うよ。
でも、インパクトで言ったら、やっぱり、「立ち上がる”涅槃（ねはん）像”」とか見てみたいね。
インパクトのあるバチが当たるだろうね。
「おんじ！　涅槃像が立った、涅槃像が立ったわ！」みたいなさ。
アルプスに涅槃像は、あまり無いと思うよ。
で、何の話だっけ？
だから、風太の話だって…。記憶飛んじゃってないかい？
あ、記憶喪失も話題になってるな。
イギリスの海岸でスーツ姿で保護されたって、彼ね。
まさか、若人あきらが、イギリスで見つかるとは、思わなかったよな。
話題が古すぎるよ。イギリスのは別の人だよ。
あれ？　記憶を失って、「自分は我修院達也だ」って、言い張っているんじゃなかったけ？
言い張ってるんじゃなくて、改名したんだよ。
「”若人あきら”から”我修院達也”」って、「”杉山清貴”から”カルロス・トシキ”」並みの変わりようだな。
その二人は、思いっきり別の人だよ。
「”光ＧＥＮＪＩ”から”光ＧＥＮＪＩ ＳＵＰＥＲ ５”」並みと言ってもいいな。
よく、そんなもの覚えてたね。
そうそう、そのイギリスの彼に紙と鉛筆を手渡したら、マスコンの絵を書いたんだよね？
へ？
それで、試しに「電車でＧＯ！」の前に座らせたら、一心不乱にマスコンを握って、４時間も運転しつづけたんだよな？
何の話をしてるの？
「電車男」だろ？
それは、別の話だよ。記憶喪失になったのは「ピアノマン」だよ。
「ホタテマン」？
聞き間違えようが無いぐらい、古いよ。「ピアノマン」だよ、「ピアノマン」。
ショパンのように、しなやかにマスコンを操ったんじゃなかったけ？
ショパンは、電車に乗ったことすらないと思うよ。
だって、日勤教育に疲れて、記憶を失ったんだろ？
だから、電車は関係ないんだって、もういいよ。
ありがとうございました。