
淺草は裸電球が揺れていた
~19日迄の羽子板市
子供の頃からこんな風景に浸かっている
だから

裸家電球が揺れ
そのたゆたう光りが
懐かしい
羽子板の略歴
中国の14世紀ころに硬貨をつけ錘とした羽根を蹴る遊びが
室町時代にこれが日本へ伝来
戦国時代から羽根つきに厄払いの想いがあり、
江戸時代は年末に邪気よけとして羽子板を贈ったとのこと
今も女児の初正月に羽子板を贈ることが習慣が残って
江戸時代になり羽子板の図柄は日の出・七福神・松竹梅など目出度い絵に加えて、
町人文化・元禄文化を反映して「歌舞伎」の役者絵が登場
錦絵の影響を受けた貼り絵の羽子板が作られ、
江戸時代の終わり頃に、押し絵を応用した役者似顔絵が作り出された
明治時代に入り、歌舞伎黄金時代が到来し、
九代目団十郎・初代左団次・五代目菊五郎などの名優が登場
押し絵や押絵羽子板が江戸工芸・東京の職人芸として完成