舎人公園

　日曜日、足立区の舎人公園まで自転車でピクニックに出かけた。片道１０キロ余り、途中扇大橋で荒川を越える際はかなり自転車を押して登らねばならず結構体力の要る道のりだが、最近これくらいは割にへっちゃらになってきている。テントや釣り竿、スケートボードなど持っていって、いいお天気の下一日ゆっくり行楽を楽しむ。池のほとりにまずテントを張る。父殿が高校生時分から愛用しておられる年季の入ったテントで、母殿と二人北海道でのキャンプにも活躍した品であるがまだまだガタはきていないようである。早速魚釣りにチャレンジしてみるが、適当にもってきたエサが小物釣りには不向きなものだったのでいくらもやらない内に断念、フリスビー投げにしばらく興じる。お弁当を買い出しに行ってきてテントで食べた後、母殿が近所に探しに行ってアカムシというエサを買ってきた。これはユスリカという虫の幼虫だそうで、小さいくせにやけに蠢く姿が何とも毒々しく私など触ってみる気も起きなかったが、父殿が何匹かまとめて針に刺して、母殿が再度釣りに挑戦、しばらくするうちにクチボソらしい小さな魚がかかってきて釣り上げ、大喜び。そのあとも掌大のブルーギルを次々と釣り上げ、ろくすっぽ準備もしてこなかった割りにはなかなか満足できる釣果であった。私は実のところじっと座ってお魚のアタリを待つなど気の長いレジャーにはどちらかというと不向きではあるのだが、こうして端から見ているとなかなか楽しそうで、次の誕生日には釣りざお買って！と父殿にお願いしたくらいであった。

　夕方までたっぷり遊んで、フリスビーはかなりうまく狙ったところに投げられるようになった。（何度かとんでもないところに飛んでいってしまい近隣の方にご迷惑をおかけしたが）アイスを食べたりしながら一日外で過ごして、帰りは流石に足も重く眠たくなりながらどうにかペダルを踏んで帰りつき、宿題の絵日記や何かはもう手が出ない。翌朝６時に父殿に起こされて、どうにか学校に行く前に宿題をやり終える。たまにはこうした日もあって良い。この次は、チャペルも一緒に連れて行ってやろうと思う。