黒猫チャペルのつぶやき

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大漁記

2014年11月04日 | みのりのつぶやき-成長の足跡

 11月の連休初日の1日、予定の通り葛西臨海公園にハゼ釣りに出かけた。あいにくの雨模様だががんばって投げ釣りに挑戦。アタリが無いままお昼ごろまで粘って竿を出していたが、雨もだんだん強くなり、冷え込んでもきたため撤退となった。護岸堤に空いた穴にできた潮だまりにいたカニに餌を付けた釣り針をたらしてみたら面白いくらい釣れて10匹余りも獲ったのがこの日の唯一の釣果となった。

          

 翌々3日も朝早くから、今度は若洲海浜公園に出かける。サビキで、アジやイワシ狙い。交通の便が悪い場所なのでバイクで出かけたが、長年同じタイヤを履き続けている父殿のセローの前輪がパンクし、フラフラしながらやっと釣り場に到着。釣りの仕掛けを整えてから父殿はタイヤ交換に近くのバイクショップに向かう。サビキの仕掛けを防波堤から垂らした私と母殿、しばらくは何のアタリもなかったが、不意に糸が引かれて、アジのような魚を母殿が釣り上げたかと思ったら、次々にかかり始めた。いつか私の竿にもかかって、夢中でリールを巻き、生まれて初めて自分で魚を釣り上げた瞬間だった。2匹、3匹と一度に釣れることもあったり、父殿がかえってくるまでの間にたちまち二人での釣果は15匹以上になり、もってきたクーラーボックスに次々に収められた。周りの人に、サッパという魚だと教えていただいた。

 魚は群れをなして回遊しているらしく、一度波が途絶えるとパタリと釣れなくなる。そうしてしばらく過ごしているとまた次々とかかりはじめ、相変わらずサッパばかりではあるが、獲物はどんどん増えた。エサ釣りの仕掛けも用意してきたが、こちらは全くアタリなし。まわりでは割合に大きなカレイやら、小さいがチヌやら釣れているのだが・・・。母殿が一匹だけ、サビキの仕掛けにかかった30センチほどのボラを釣り上げたのが唯一の大物であった。

          

 3時過ぎに切り上げて帰宅、家に帰ってクーラーボックスから出してみると、10セントから15、6センチくらいのサッパが37匹。それに例のボラで計38匹。父殿が早速包丁をふるいはじめたが、これだけの数になると塩でヌメリをお年ウロコを落とすだけでも一苦労だったよう。ただ新鮮この上ないだけあって、ウロコを落としたサッパは宝石を見るように輝いていていた。サッパのやや大きめなのを10匹ほど3枚におろして酢締めにして、残りをフライに、ボラも3枚におろして皮をむいてお刺身に、頭と中骨をアラ煮に・・・とやっていたら2時間の余りもかかって、私は一日の興奮と疲れでぐっすり眠って、いくら起こされても起きられなかった。食べたのは翌朝になってから。ボラの刺身は意外にさっぱりしていて、身が引き締まったなかなかの味わい。サッパのフライも酢締めもなかなかいける。アラ煮だけは、どうにもドロ臭くてちょっと食べられたものでなかったが・・・。

 初めての釣果、そして大漁。今まで川での釣りでは味わったことのない楽しさで、これからますますはまりそうな予感である。

          


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