黒猫チャペルのつぶやき

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さんかいだけ!

2007年11月29日 | みのりのつぶやき-成長の足跡
 3歳の誕生日を迎えた。家では前日にケーキ屋さんに注文したバースデーケーキをたっぷりと食し、満ち足りた夜を過ごした。話すこと、考えること、動くこと、あらゆる面で大いに発達を遂げつつある私である。おむつはまだ取れぬながら、トイレでの排泄が成功する回数も増え、自分でもトイレを楽しんでいる。食後のテーブルの後片付け、布巾がけ、洗濯物をたたんだりなど、積極的にお手伝いをし、大いに重宝されてもいる。自分のことはじんぶで!(自分で)やりたい気持ちは今まで以上に強く、歯磨き、おはしを使っての食事、何でも挑戦し続ける日々である。お風呂に入るとなると、父殿をにらみすえ、「競争だよ!」と勢いよく服を脱ぎにかかり、父殿より早く裸になっては勝利の雄叫びをあげる。

 絵本を父殿が図書館から2、3週間ごとに数冊まとめて借りてきてくれると、繰り返し読んでもらって、返却日までには隅々まで覚えてしまう。父殿が読み違えたりすると、「そうじゃないでしょ!」と厳しく指摘する。自動車、電車のたぐいが好きなのは変わらないが、くまのプーさんをはじめとする物語の世界にも、近頃は大いに魅力を感じている。
「もうご本おしまい。ねんねするよ。」
と言われても、
「いっかいだけ!さんかいだけ、プーさんよむ!」
後一回では飽き足りず、三回だけ!というのが、絵本を読むだけではなく、食べること、遊ぶこと、何によらずおねだりをするときの最近の私の口癖である。父殿も苦笑して、「じゃ、あと三回だよ。」きちんとつきあってはくれる。

 近頃のもう一つのお気に入りは、ハサミである。保育園で紙をちょきちょき切らせてくれたとき、私が同級生の中で一番上手にハサミを使って感心されたのがきっかけで、やみつきになった。家にいてもハサミと紙さえあてがわれれば、飽きることなく切って、切って、大きな一枚の紙を残らず数ミリ単位の破片にするまで切り刻み続ける。一種のマニアといっていいかもしれない。うっかりテーブルクロスまで切ってしまったり、父殿や母殿の大事なご本、お手紙の類まで切り刻みかねないので、この遊びはお二人いずれかの監視下に限られるのはもちろんである。

 テレビも以前に比べてよく見るようになった。あらいぐまラスカルやハイジなどの古い名作アニメが再放送されていて、最近は夕方になるたびこれを見るのが大いに楽しみである。テーマソングを覚えて一人口ずさんだりもする。日曜日のちびまるこちゃん、サザエさんも必ず見るようにしている。その他、幾つかのコマーシャルフイルムがお気に入りで、他のことをして遊んでいても、その耳慣れた声が聞こえてくると、吸い寄せられるようにテレビの前に立ったりする。とりわけ気になるのが、女の子が「おててのしわとしわをあわせてしあわせ」という仏壇会社のCFであり、この声が聞こえると直ちに画面の女の子に合わせて手を合わせて、「はせがわ~」とつぶやいている。

 流行語にも敏感である。これは保育園から仕入れてきたものだが、最近何かというと、「そんなのかんけいねい!」「おっぱっぴ」と叫ぶ癖がついた。これには父殿やや苦い顔ながら、黙って見ている。


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