釣り三昧

　年末もお正月も、今年は釣り三昧で過ごした。この頃は若洲海浜公園まで、２時間近くかかるが自転車で母殿と出かける。寒くなってきてからは父殿は億劫がってあまりついてこない。公園が閉まる夜の９時くらいまで粘ることもある。そうなると家に帰るのは１１時近くになったりするが、最近体力のついてきた私は結構平気である。はじめはエサを針につけることもできなかったが、今ではすっかり手慣れたもので、遠くのポイント目がけてキャスティングする姿も様になってきた。とは言うものの釣果のほどは大したことがない。冷え込むようになってきてからは、一日がんばって夕方にハゼの一匹でも釣れればまだ上等なくらいだ。何枚も重ね着をして、使い捨てカイロで暖をとりながら寒空の下ひたすらアタリがあるのを待つ日々である。その一方、持ち前の人懐こさを発揮して、若洲の常連と言える他の釣り客に盛んに話しかけ、仕掛けやエサを分けてもらったり、釣り上げたお魚をいただいたりなどしている。

　元旦も、朝３時起きで出かけて、暮れるまで釣りを楽しんだ。うまくいけば初日の出が拝めるかと思ったのだが、残念ながら曇天であった。

　４日になって、宿題の書初めに取り組む。私は左利きで、お箸を持つのも鉛筆を持つのも普段は左、キャッチボールも左投げだが、お習字に関しては右手でやるようにしている。ではあるのだが、小筆を使って自分の名前を書くには左手の方が勝手が良い。そうしたわけで、私は日本広しといえどもなかなかいそうにない、二刀流？の書家である。単に左利きの書家はいくらもいるであろうが・・・。写真は５枚書いてみたうちで、なかなか気に入っている１枚である。