60歳からの眼差し(2)

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

2010年10月29日 | 日記
             パノラマ写真 (カーソルを動かしてみてください)


昔は四季の中で春が一番待ち遠しかった。寒い冬がやっと過ぎ、コートを脱ぎホットする季節。
春になると風呂上りにパジャマのまま庭に出る。火照った体が春の外気に触れて気持ちが良い。
長い間、夜空を見ていても冷えることもない。そんな時に春の夜の心地よさを感じたものである。
しかし近年は少し様子が違ってきた。冬はあまり寒くなくオーバーやマフラーなしでも充分である。
暖冬が当たり前のようになると、季節のメリハリがなくなり、いつの間にか春になってしまっている。
それと反対に長く暑い夏になると秋が待ち遠しくなる。「こんなに暑いと、何処も出かけたくない」、
ついついそんな気持ちが起きて、暑さが行動の制約になる。そんなうっぷんが高じてきて、涼しく
なる「秋」が待ち遠しく思うのだろう。

しかし今年の秋はスッキリしない秋である。夏の暑さがやっと和らいだと思ったら雨の天気が多い。
ここ2、3日はあっと言う間に秋を通り越し冬に突入した感じである。「例年こうだっただろうか?」
「これも異常気象なのだろうか?」、そう思うほど秋らしい日が少ないように思ってしまうのである。
「天高く・・・」ではないが、空が澄み、高く広く感じられるのが、私のイメージする「秋」なのである。

通勤途中で見たJRのパンフレットで「ひたち海浜公園」が気になっていた。パンフレットの写真の
コスモスの花やコキヤ(ほうき草)の真っ赤な色が、いかにも秋を感じさせてくれるからである。
先週の23日土曜日は久々に秋晴れの天気予報であった。「さあ、秋を満喫しに行ってみよう」
そう思って、そのパンフレットの茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」に行くことにした。

上野からJR常磐線で水戸の次の駅、勝田で下車、そこからさらにバスに乗って20分である。
そこに広大な公園がある。総面積は350haで、東京ディズニーランドの5倍程度の広さと言う。
(実際に公園に利用されているのは153haで、立川の昭和記念公園(148ha)と同じくらい)
この公園は「花の公園」と言われて、四季を通じて色とりどりの花が見られるように工夫してある。
入り口で園内の地図をもらう。「さあこの広さ、どう歩こう?」と迷うほどの広さである。久しぶりに
良い天気である。歩くことを優先して、園内を左周りに、大きく一周することにした。

雲もなく空は晴れわたり、空の広さと高さ、澄み渡るすがすがしさを感じる。歩いても暑くはない。
大勢の人が来ているのであろうが、これだけ広いとじゃまにならない。園内のあちらこちらに季節の
花が咲き乱れる。園内2ヶ所に広大なコスモス畑があり、今真っ盛りである。先日行った立川の
昭和記念公園よりスケールは大きい感じである。広々とした草原があり、海に面して砂丘があり、
「みはらしの丘」には真っ赤に色付いたコキア(ほうき草)とコスモスで彩られた丘が広がっていた。
このスケールと管理の良さ、さすがに国営だと感心する。もう少し近ければ四季折々に来てみたい
と思うのだが、上野から鈍行2時間10分は少し遠すぎる。(特急利用だと1時間10分)
※ 入場料 大人400円  65歳以上200円


№290   勝田(ひたち海浜公園)       10月23日(土曜日)


    

                        中央フラワーガーデン

             

                          キバナコスモス
 
             
   
                     一面のキバナコスモスの畑                     
  
    
                   
                    中央フラワーガーデン  コスモス畑 

            
 
                         ローズガーデン  
                     127種4000株のバラ園  

            


            


            


            



              

           
         
            
                    
                         メタセコイアの並木

            
         
                         メタセコイア
 当初、化石として発見されたために絶滅した種とされていたが、中国四川省の 水杉(スイサ)が
   同種とされ、現存することが確認されたことから「生きている化石」と呼ばれることも多い。

    
          
                          砂丘観察園

    
  
                            大草原

             
           
                       みはらしの里 そば畑

     
                                
                            里の家

              


     
          
                           みはらしの丘

                
          
                          コキア(ほうき草)

              


               
          
       
    


             

  
    
       
                           みはらしの丘

             
 
                             西池

     

                            公園西口



最新の画像もっと見る