うつ日記復職編

うつ病により約1年半休職していました。
2006年3月より復職し、うつと付き合いながらの生活をおくっています。

弱さを認める事。

2005-09-02 18:49:57 | たわごと
僕、あまり挫折って無かったんですよね。
あまり困難な目標を設定しなかった事もありますが、
自分がしたい事、なりたい姿を手に入れてきました。
詳しく書くと、「そんなん誰でもできるよ」って言われそうですが、
したい事がたまたま簡単な事だったとしても、僕にとっての価値は変わりません。

そんな僕にとっての弱さとは、無い方が良いもの、
そして自分の努力で乗り越えられる、乗り越えるべきものでした。
自分のお脳をフル回転させれば、なんとかなると思っていました。

じゃあ、お脳自体に問題が出たら?
それ自体、僕は認めたくなかった。
必死に周りと同じ仕事量をこなす為、たくさんの時間を使い、
なぜ、以前と同じように仕事をできないか、自分を責め、
僕の心に中にできた「弱さ」を消そうとした、努力で補おうとした。

でも、無理だった。
僕にとって初めての克服できない「弱さ」だった。
それは、初めてにしては厳しい結果をもたらした。
サラリーマンでいる事ですら出来なくなった。

気付いた事がある。
それは現在、「弱さ」に埋もれている自分が、自分自身への言い訳に
「弱さ」を肯定していると取られても仕方ありません。
でも、今は自分がこうなる前に以下の事に気付いていれば、
僕が知らずに人を傷つけてしまったりした事も少なくなったのになと思います。

「弱さ」は本人の努力でもどうにもならない事もある。
「弱さ」を認めて、「弱さ」が存在する事を前提に行動しなければならない事もある。
「弱さ」を認められないと、自分も他人も傷つけて追い詰める事もある。
「弱さ」も「強さ」も人格の一部分。それがあるから、
大好きな人※の今の性格があるんだと思う。
自分の「弱さ」も認められず、労わってもあげられない人は、
他人の「弱さ」も認められず、労わってもあげられないと思う。

※「大好きな人」ってのは仮想です(照)

これって、多分、普通の事ですよね?
無意識のうちにやってる事ですよね?
それが、今までできていなかった僕は、ホント、ダメ人間だと思う。
僕がこのBLOGでちょくちょく書く、「人に優しい人間になりたい」って事は
こういう事です。

僕は、自分の弱さも他人の弱さも認められなかったから、
弱さは必ず克服しなければならないものだと思っていたから、
傷つけてしまった。
僕は「弱さ」に対して「正論」を吐き、押し通したから、
自信を削り取ってしまった。
長い時間を一緒にすごした、元嫁には本当にすまないと思う。
そして、こんな奴と長い時間一緒にいてくれてありがとうと思う。
でも、もう過ぎてしまった事なので、
これが無ければ離婚は無かったかもとかは考えない。
僕が彼女にしてあげられる事はもう無いから、反省に意味は無い。
でも、これから先、僕が人に優しくなれたなら、元嫁のように
人にツライ思いをさせないですむだろうか。

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6 コメント

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Unknown (通りすがりの者)
2005-09-02 22:31:24
ツライ思いさせても、それでも一緒になりたいって人が1人くらいはいると思いますよ。
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Unknown (みー。)
2005-09-04 01:03:16
通りすがり・・じゃなく、時々お邪魔してました、

みーと申します。初めまして。



自分の弱さを認めることは怖いこと。

でも、弱くて当たり前なんだ。弱くってもいいんだ。

そう気付くことができたら、弱い人、強がってる人、

みんなに優しくなれるし、周りの人が優しかったこと

にも気付けるんですよね。。



私も「強くあろう」としたことで無理をしすぎて、

"大コケ"して初めてこのことに気がつきました。



うつ病を克服した友達もやっぱり気付いてたみたいで

「人って完璧な人なんていないし、完璧じゃないから

他の人が必要なんだよね。」

って教えてくれました。ほんと、そうだなあ。。。



私は30過ぎてこのことに気付いたけれど、

いくつになってから気がついても決して遅くない。

気付けたことに感謝して、新しい自分を生きたいな

って、そう思います。
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通りすがりの者さまへ (ひぃ)
2005-09-04 15:57:16
通りすがりの者さん、こんにちは。

「苦労させると思うけど、ついてきて欲しい。」

そんなシチュエーションはありそうですね。

苦労があっても本人達が幸せならいいですよね。

ツライ想いの程度にもよりますけど、僕の場合、好きな人には幸せになって欲しいって思いと葛藤しちゃうと想います。

ちょっと前の僕は、「相手を幸せにしてみせる。

それには自分が強くなくちゃいけない。」って思って空回りしたり、相手を傷つけたりしていたと思います。

我ながら単純で、世の中は0と1、YESとNOしかないと思っていたのかもしれません。

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みー。さまへ (ひぃ)
2005-09-04 16:07:35
みー。さん、こんにちは。

前から時々読んでもらっていたんですか。

ありがとうございます。



>私も「強くあろう」としたことで無理をしすぎて、

>"大コケ"して初めてこのことに気がつきました。

僕もこんな感じです。

ただ、自分が弱るまで気付けなかったアホですが。

言い訳になっちゃうんですが、当時の自分は、実家を出てから初めて出来た、だった二人だけの「家族」を守りたかった。

だから、それには常に強くなければいけないと思ってました。



よろしかったらまたコメントくださいね。
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Unknown (みー。)
2005-09-04 21:35:46
またまた来ちゃいました。



>たった二人だけの「家族」を守りたかった。

>だから、それには常に強くなければいけないと思ってました。



そうだったんですよね。。いつかの日記でそういう感じのことを

書いておられたのを読んで、ああ、本当に一生懸命家族を守ろうと

責任感で一杯の方だったんだなあ、と思いました。男らしいなあって。



でも女性の立場からもし言わせて頂けるなら・・・

守って欲しい、いつも強くあって欲しい、と願う女性もいるけれど、

そんな女性ばっかりでもないですよ。

夫婦になる、カップルになるって、お互いの支えになることでも

あるんですよね。腕力ではあなたに守られるばかりかもしれないけど、

あなたが弱ったときは頼ってもいい。だってそれができるのは

心許せる相手でしかないんだから。



自分だけに弱音を吐いてくれること、自分の支えでまた頑張ろうと

思ってくれること、そんなことで絆が深まっていくことだってあるし。

常に強くあること、無敵でいることなんて無理。だから、弱った時は

弱い自分を見せることも自分に許してあげて下さいね。



いつかそんなひぃさんになったとき、そのひぃさんに合う女性が

また現れてくれると思います(^^)
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みー。さまへ (ひぃ)
2005-09-07 01:26:11
なんでしょうか、守るというか、

一家の大黒柱でなければいけない、

それには強くなくてはいけないと空回りしていたと思います。



大きなお世話だと思うんですが、

元嫁が幸せになってくれないと

僕は先に進めない気がします。
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