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Hirasawa's Blog

2009年からは殆んどランニング日記

BOSEウェーブミュージックシステム

2007年06月29日 18時24分26秒 | 音楽
昨日、注文していたBOSEウェーブミュージックシステムが届いた。

今まで使っていたコンポの調子が悪くなり、CDで音楽を聴くことが出来なくなっていたのだ。

小さな音量でも深みのある低音を聴くことが出来るらしい。

自宅に届いたのが昨日の夜だったので、まだ十分に新しい機械から流れてくる音楽を堪能するところまで至っていない。

Amazonで洋書を注文した時と同じ匂いがするなあと思いながら、BOSEウェーブミュージックシステムを段ボール箱の中から取り出して、最初に聴いた音楽はモーツァルトの第二楽章の曲ばかりを集めたCDだった。今回のこの買い物は妻が主導権を握っていたので、最初の曲も妻の希望を尊重した。

昨夜は暑かったので窓を開けたままにしていたので、大音量で聴くことは出来なかった。

(でも、なかなか良いぞ。)

大きさもコンパクトだし、デザインも主張し過ぎていないので、部屋に置いてもあまり違和感を感じない。つや消しの黒い色も落ち着きがある。

さあ、今夜は何を聴こうかな。とりあえずは、静かで落ち着いた感じの曲がいいな。そうなるとメル・トーメのバラードしかないかな。

どちらもジョージ・シアリングと二人だけで演奏しているアルバム、

「Top Drawer」



「An Elegant Evening」

を聴くことにしよう。

今夜はいつにもまして、美味しい酒が飲めそうだ…。

あれから8年と1週間

2007年06月12日 09時20分40秒 | 音楽
今朝、我が家の周辺では霧が出ていた。

ということで、今朝の音楽は、アルバム「ジ・アステア・ストーリー」から、フレッド・アステアの「ア・フォギー・デイ」でスタート。メル・トーメももちろんいいけど、優しくて気だるいフレッド・アステアのボーカルもとても好きだ。しかも、このアルバムのピアノはオスカー・ピーターソン。正直泣ける。

さて、そのフレッド・アステアの曲ばかりを収めた「メル・トーメ・シングズ・フレッド・アステア」というアルバムもあるように、メル・トーメもフレッド・アステアを崇拝していたようで、メル・トーメの書いた本「マイ・シンギング・ティーチャーズ」でもフレッド・アステアを『師匠』の一人として取り上げている。

今日は6月12日。メル・トーメの命日6月5日からちょうど1週間が経った。

メル・トーメが亡くなったのは1999年のこと。亡くなった翌日だったか、さらにその次の日だったかは定かでは無いが、自宅で新聞を読んでいる時に、社会面の下の方にある「お悔やみ」の欄にその悲しい記事を目にした時の情景はまだ鮮明に覚えている。

亡くなる約3年前の1996年8月8日に脳卒中で倒れて入院し、言葉に障害が出ている、というニュースをインターネットを通じて知っていたので、ある程度覚悟はしていたが、それにしてもかなりショックだった。

妻は私よりもかなりショックを受けたようだった。当時はまだ子供が小さくて手がかかっていたので、

「子育てが一段落したら、メル・トーメのコンサートに行く。そのためにも今は我慢して子育てを頑張る!」

という気持ちだったそうだから、納得である。

妻のその願いを叶えてあげることは結局出来なかったわけだが、妻と私は1990年に2回、1992年に1回の合計3回、メル・トーメのコンサートに行くことが出来た。

どのコンサートももちろん素晴らしかったが、特に1990年の2回は、二人が翌年に結婚を控えていたこともあったので、とても盛り上がったことに加えて、それぞれに自分たちとしては他人に自慢したくなるようなほど強く思い出に残るエピソードもあり、まるでメル・トーメから結婚祝いをいただいたようだった。

(本当にありがとうございました。そして、この記事が1週間も遅れてしまって申し訳ありません。)

さあ、今日の帰宅時の音楽は何にしようかな?

An Evening with George Shearing & Mel Torme

2007年03月15日 07時04分41秒 | 音楽
今朝は、久しぶりに音楽を聞きながら通勤。今聞いているのは、「An Evening with George Shearing & Mel Torme」。メル・トーメがグラミー賞の最優秀男性ジャズボーカリスト賞を受賞したアルバムだ。

このアルバムを選んだ理由は、自転車に乗って駅に向かう途中、収録曲の一つで大のお気に入りの「バードランドの子守唄」を口ずさんできたから。

ジョージ・シアリングとメル・トーメのコラボレーション、最強コンビだ。このアルバムを皮切りに、ジャズレーベルのコンコードから幾つもの作品が出ているが、どれも秀逸なものばかり。お互いの才能とセンスが相手の持っているものを最大限に引き出しあっている。まさに、粋な職人芸。

別に音楽をやっている訳ではないが、人間的にこの二人みたいに成れたらいいなあと思う。まあ、少しでも二人に近づけるように、もうしばらくこの名作を聞いて、今日の働く英気を養おうっと。

2月11日に録音された曲

2007年02月12日 18時44分47秒 | 音楽
47年前の昨日、1960年2月11日に、アルバム「メル・トーメ・スウィングズ・シューバート・アレー」に収録されている次の曲がロサンゼルスで録音されました。

・The Surrey with the Fringe on Top

・On the Street Where You Live

・Just in Time

・Old Devil Moon

ヴェルヴェット・フォグ

2007年02月07日 10時04分23秒 | 音楽
昨日、久しぶりに箱根の友人からメールをもらった。彼が経営する店のブログを以前提案したのだが、ようやく準備が整ったとの連絡だった。彼の店は魅力的なので、これからが楽しみだ。

今、仕事へと向かう電車の中で、メル・トーメの「トップ・ドロウアー」を聞いている。いつ聞いても、いい声だ。

彼の声は、とても滑らかで、非常に細かなビブラートがかかっている。わずかにハスキーで、奥行きがある。例えるなら「船の汽笛」、楽器なら「チェロ」か「オーボエ」に似ている。

この声が、「ヴェルヴェット・フォグ」と呼ばれていたことは有名な話だが、本人はこの呼ばれ方をあまり好んでいなかったようだ。何でも、「フォグ(fog=霧)」が「フロッグ(frog=蛙)」に聞こえるからとか。そのあたりの真相は定かではないが、実際、自らの半生を綴った自伝のタイトルを「It wasn't all velvet」と名付けている。

「トップ・ドロウアー」の時は、やや低音で、渋みと円熟味のある声だが、若い頃は、当然ながら、もっと張りのある声だった。好みの別れるところだが、個人的には、若い頃よりも、年をとってからの声の方が好きだ。どちらかと言うと、ジャズに詳しい人は、若い頃の作品が好きな傾向があるようだが。

メル・トーメは、この声を維持するために、タバコやアルコール度数の高い酒は飲まなかったそうだ。感謝。でも、本当にいい声だ。

本当はメル・トーマだった?

2007年02月06日 20時53分07秒 | 音楽
メル・トーメの両親はロシア系ユダヤ人の家系で、お母さんはアメリカ生まれですが、お父さんはロシアからの移民です。

お父さんの家族がアメリカに着いて、入国審査を受けた時、移民局の担当官が、メル・トーメのおじいさんの上着の名札を見て、

「トーメ。お前の名前はトーメだ。」

と言って、入国手続きをしたそうです。

でも実は、おじいさんの名札には「Torme」ではなく、「Torma」と書いてあったのです。

ロシアからやって来た「トーマ・ファミリー」は、一人の移民局の担当官によって、アメリカに着いた途端、「トーメ・ファミリー」にされてしまったのでした。

メル・トーメ最初のCD

2007年02月04日 14時24分47秒 | 音楽
アルバム「スウィンギン・オン・ザ・ムーン」が、最初に買ったメル・トーメのCDであり、最初に買ったジャズヴォーカルのCDだ。

それ以前から、ジャズヴォーカルのCDを聞いてみたかったのだが、誰の、何を聞いたらいいのかが、まったくわからず、迷っていた。そんな時、ふと、学生時代に買った、バリー・マニロウの「パラダイス・カフェ - 2:00AM」を思い出した。

「バリー・マニロウと一緒に歌っていた、あの物凄く深い声の持ち主の人のオリジナル・アルバムを聞いてみよう。」

その人こそがメル・トーメであることを初めて知って、CDを買いに行った。

メル・トーメの棚には、数枚のCDが置かれていた。その中から、アルバムのタイトルや収録曲から判断して、まず2枚を選んだ。そして、どちらにしようか迷った末に、この「スウィンギン・オン・ザ・ムーン」を買うことに決めた。

まるで金魚鉢のような、宇宙飛行士のヘルメットをイメージしたガラスの球形をかぶった、金髪のお姉さんの表情が妙に色気があり過ぎて、とても不気味だったのだが、「月」をテーマにした、このアルバムのコンセプトに、なぜか惹かれるものを感じて、思い切って買ってしまった。

ちなみに、その時、お姉さんの色気に負けてしまったアルバムは、「メル・トーメ・シングス・フレッド・アステア」で、その後に欲しいと思った時に、なかなか見つからず、入手できるまでに、とても時間がかかってしまった。これも、お姉さんの魔力だったのだろうか。

メル・トーメ

2007年02月04日 14時09分27秒 | 音楽
敬愛するジャズ・ヴォーカリスト、メル・トーメに関する情報をこのブログで紹介することにした。まずは、プロフィールから。

メル・トーメ/Mel Tormé
本名メルヴィン・ハワード・トーメ。1925年9月13日シカゴ生まれ。1929年、4歳でプロ歌手としてデビュー。1982年と1983年、2年連続でグラミー賞最優秀男性ジャズヴォーカリスト賞を受賞。その甘くハスキーな声は「ベルベット・フォッグ」と呼ばれた。1999年6月5日ロサンゼルスにて73歳で死去。

[参考文献]
"Mel Tormé: A Chronicle of His Recordings, Books and Films" by George Hulme
McFarland & Company, Inc., Publishers
"It wasn't all velvet" by Mel Tormé
Viking Penguin Inc.

伝説のロック・バンド

2007年01月25日 07時27分39秒 | 音楽
昨日、以前から一度聞いてみたいと思っていたアーティストのレンタルCDを借りてきた。ディープ・パープルとレッド・ツェッペリンだ。

いずれも伝説的なロック・バンドだが、今まで何故かきちんと聞いたことが無かった。ラジオの音楽番組などで、若い頃に耳にはしていたのだが。

でも、若い時というのは、「大人の音楽」に憧れるところがあるもので、いわゆる「ハード・ロック」は、あえて避けていたような気がする。

それが、時間が経過して、いざ自分が大人になってしまうと、敬遠してきた音楽も、「若かりし頃の音楽」という、自分なりのジャンルにくくりたくなってしまうみたいだ。

「やっぱり、大人ってずるいな。」

と思うが、

「まあ、それでいいんじゃないの?」

と、開き直るところがまたずるい。

さて、この伝説的な2グループのベストアルバムを聞いてみたが、どちらかというと、今のところはディープ・パープルの方が聞きやすいかな?TVのCMで使われている曲も数曲あるし。

大体、今回CDを借りようと思ったきっかけは、次男がTVで聞いたと言って、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の前奏を口ずさんでいたからだし。

でも、レッド・ツェッペリンも、食わず嫌いにならないうちに、もう一度きちんと聞こうっと。