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FUJIYAMAやってみた

2009年07月27日 | 
先々週、ひょんなことからウチのホームにFUJIYAMAプレーヤーがやってきたので、相撞きをお願いしてFUJIYAMAを教えてもらった。

FUJIYAMAの詳細はこちら

実は前にインターネット上で新しいポケットのゲームとしてFUJIYAMAというのがあることは知っていたが、どうにもルールが難しそうでやるのを諦めていたのだ。
(自分だけ頑張ってルール覚えても相手がいないと出来ないし)

そんなことが半年くらい前にあった中で、出来る人が来たということで基本的なことから、簡単なセオリーまでゲームをしながら教えてもらった。


2人で約10ゲームほどやったなかでは、大体ゲームの進め方がわかってきたような感じ。僕の印象としてはこんな感じでした。

・ポケットテーブル版のスヌーカー
・自分のボールが決まっているのはスヌーカーとは違うところ
・ブレイクから取りきりはほぼ有り得ないので、セーフティやアンドセーフが非常に重要
・A級(最低でもBの上)くらいないと、多分ゲームにならない
・ルールが難しい(特にリスタート)

ポケットの世界では、気持ちよくスコンスコンと入れるのが好きな人は結構多いので、セーフティの展開が多く、考える時間が長いこのゲームはあまり好きじゃないという人も少なくなさそう。
#僕は非常に面白いと思いましたが、、、。

ただ、正直ルールが難しくて、とっつきは良くないのは確かにその通り。

たった数ゲームですが、僕が思った感想は以下の通り。

●8番の扱いのルールが難しい
でも、これがこのゲームの肝なので、ここのルールは変更の必要はないと思います。

●直接FKと間接FKは区別しなくていい(すべて間接FKで十分と思う)
現状は、PK、直接FK、間接FKの三種類のリスタートの方式とそれに順ずるファウルがあるが、僕の感じでは、少なくとも直接FKと間接FKは区別せず、すべて間接FKでよいと思う。

現状のルールは、スクラッチ、球場外が発生したら、直接FKとして、手球をヘッドライン内から外側に向けて、8番もしくは自分の球を狙ってよい。そして、スクラッチ、球場外以外の普通のファウル(球ざわり、当たらない、など)が発生したら、間接FKとして8番のみを狙ってよい(直接8番でも、コンビで狙っても良い)。

このルールで実際にやってみると、ヘッドライン側からとは言え、球がそれなりに上がってきている状態で、フリーで直接ポケットして良いところからスタートできると、普通のA級なら、3つ4つくらいは取りきってしまう。

最後の1、2球まではポケット出来なくても、ゴール前に寄せて、セーフティをかけてしまえば、かなり勝利が近くなってしまい、1回のスクラッチが「ほぼ負け」を意味する結果になりやすい。このゲームにおいては、1回のスクラッチでそこまで相手に有利にさせる必要は無いと思う。

●PKのリスタートが覚えにくい
実際にゲームをやっていて、PKになる場面は発生しなかったけれども、PKに関するルールは正直非常に覚えにくい。
# PKに関するルールを作った背景は理解できますが、、。

まず、分かりにくい大きなポイントは2点
(1)PKの発生する条件が普通のビリヤードには無い考え方である(ファウルが発生したエリアが関係する)
(2)PKのリスタートの方法が普通のビリヤードのゲームと大きく異なっている

1つ目の、PKの発生条件だけでも結構難しくて、その発生条件とは
「手球が、自分の球ではなく、相手の球に初めに当たった場合で、その相手の球が、自分のエリア内(相手からするとゴール側2ポイント以内)にあった場合」
となります。
このルールが出来た背景は、「相手が寄せてきた球を、ファウル覚悟で当てて戻してしまったほうが有利な場合があり、そういうプレーをプレーヤーにさせないため」ということと聞きました。

この背景を聞くと、PKの発生条件については、変更できないと思いますので、それは致し方ないですが、リスタートの方法についてはもう少し簡単になったほうがいいと思います。

現在のルールのPKが発生した場合のリスタート方法は、
「直接FKに加えて、自分側のボールをどれでも1つだけセンタースポットもしくはフットスポットに移動して、プレーを再開できる(直接自分の球を狙ってよい)」
というルールになっていますが、僕としては、”自分側のボールをどれでも1つだけ”という部分がルールを複雑にしすぎている気がします。

僕には、もう少しルールをシンプルにして、”実際に当てられたボールを、現状、センター、フットのいずれかに移動して、FKと同等のリスタートとする”というルールで十分かなとおもいます。もし、もう少しファウルされた側に有利にリスタートさせたいなら、的球を戻すポイントにもう少し自由度を持たせる(2ポイントのライン上のどこでも置いてよいとか、リスタート用ゾーンを決めて、そこなら的球をどこに置いてもよいとか)というくらいでも良いかもしれません。
さらに、この手のファールが1ゲーム中に何度も起きることを食い止めたいのならば、サッカーで言うイエローカード(9ボールで言えば3ファウル)のように、1ゲーム中に複数回発生したらゲーム没収、というルールでいいような気がします。



なんて、結構いろいろ勝手なことを書いてしまいました。
関係者の皆様には、ご容赦頂ければと思います。

個人的には、このゲームは9ボールと違って、ブレイクから取りきりはほぼ有り得ないので、少なくとも必ず1回は自分にターンが回ってくるし、そのときに自分に何が出来るかで、勝ち負けが変わってくると言う意味で、僕は面白いゲームだと思っています。

ルールの簡素化(難易度の低下ではなく)で、よりゲームが広がればいいなあと思っています。