最近キュー切れ（僕の場合はロングドロー）を身につけるべく頑張ってんだけど、全然上手くいかなくてイライラ。
と、言うところで某Ｋ氏からまたチョット教えてもらう。
「うーん、そうじゃないんだよな～。球を弾いてるって言うか、、、。」
「こうやってしっかり押せない？球を乗せる感じ分からない？」
、、、スマン。いつもそう言われんだけど、おいらにゃあ分かんない。
と、すったもんだ教えてもらいながら30分くらい話をしていたんだけど、やっと「ん？」と思い始めるようになった。
今のところの理解なので、不確かなところはあるんだけど、キュー切れを出すポイントは、
「撞点」
「ストロークの向き」
「ストロークの距離」
って事なんじゃないか？って思い始めました。
で、以下、理系っぽい発言が続きます。
結局、球を撞くってことは、キューの持ってた運動量を、振り抜く間に手球に与えているわけだ、と。
キューは振りぬかれるので、全ての運動量が伝わるわけじゃあないけど、じゃあ、手球にはどんな運動量が残るのか？
１つは、手球の移動として伝わり（運動量としては、質量×スピード）、もう一つは、手球自信の回転として伝わる（角運動量って奴ね。質量×回転するスピード×回転半径）、と。
キュー切れのある球って言うのは、
（１）手球の移動スピードは速くない（移動の運動量は出来るだけ少ない）
（２）手球の回転のスピードは速い（角運動量はやたら多い）
っうことにならないか？
手球の芯を撞いちゃったら、移動スピードが速く、回転のスピードは遅い球になるわけだから、キュー切れを出すにはそうじゃなくて、出来る限り手球の端を撞くのがいいとなるような気がする、と。
で、もう一つ気になることは、キューを長く出すってこと。
これ、、、何でかなぁとか思ってたんだけど、「
運動量と力積」ってこんなサイト見てるうちに、「ああ～」と納得した。
衝突において物体に力を与えるには、衝突時の力も大事なんだけど、衝突にかかる時間も大事。物体の加わる運動量の大きさは、「力×時間」を同じだ、と。
（言われてみりゃあ、確かに高校のとき習ったよ）
で、ここでもう一度キュー切れに話を戻すと、切れる撞き方でしたいのはこの２つなんじゃないかと。
（Ａ）いかに手球に直進方向のスピードではなくて、回転方向のスピードを与えることが出来るか？
（Ｂ）いかに手球にたくさんの運動量を与えるか？
（Ａ）をするためには、どう考えても球の端ギリギリを撞く必要があるというかそれしか考えられない。
（Ｂ）をするためには、キュー自体のスピードを上げるという方法と、キューと手球の接触時間を増やすという方法と２種類あるわけだ。で、キューのスピードを上げるのは誰でも出来るけど、接触時間を長くするってのがナカナカ出来なくて、少しでもそれを出来るようにするために、上級者は「キューを長く出せ」と言うのか、、。
で、ここまでで、なんとなく理解は少し進んだんだけど、もう少し考えないといけないことがあるなぁ、、と。
って言うのは、やってみようと思うと異常に難しいから。
ここまで考えると多分１番大事なのは「端を撞く」ってことな気がする。
でも、実はそれがすごく難しい。
特にドローショットの場合、ギリギリの撞点でなければ、切れは出ないわけで、少しでも上なら切れない、少しでも下ならキューミスしちゃう。
なので、多くの普通の人は、キューミスを怖がってギリギリ下の撞点を撞けない。だから切れない。
でも、上手い人は、その難しさを分かった上でどうやったら安定してギリギリの撞点を撞けるのかを考えてて、「真直ぐ水平にストロークする」って技術を身に付けているのか、、、。うむむ。
衝突時の接触時間を長くするって意味では、「真直ぐ水平にストロークする」ってこと、そして、多分「端を撞く」ってことも大事。
キューが立っていたら、撞点が安定しないこともあるけど、キューが外側に早く逃げてしまうので接触時間が短くなる。ただ、ストロークの方向も完全に水平なのがいいワケじゃなくて、多分、マックスの横捻りを入れながら真直ぐ飛ばすようなキューの逃がし方を、横ではなくて、下方向にするのがいいんじゃないかなぁ（これは予想）。
そして、端を撞くってことは、手球が回転しながら長くタップと触るはずなので、それも切れを出すには有利に働くのかもなとも思う。
と言うわけで、今日の結論です。
Ｑ：キュー切れを出すには何を練習すればいいか？
Ａ：下撞点ギリギリを撞いて、ラシャを這うようなストロークを、水平に長く安定して出来るようになればいい
いや、難しいって。
でも、頑張んないとなぁ（笑）。
