平原内科消化器科の日記

日々の診療の話が少し、後は院長の趣味を書いています。あまり役に立つ内容はありません。

今年一年ありがとうございました。

2013年12月30日 21時47分23秒 | 患者さんへお知らせ
今日で病院の診療は終わりになります。
昨年一年有難うございました。

来年一年、みなさん良い年になるといいですね。

今年の出来事で良かったなと思う事を一つ。


まあ良かった事ではないんですが。
私は目の病気をしました。丁度連休中。

太田市内の某総合病院の救急外来を受診、断られました。
患者さんの話をいままで聞いていてこうなるかなとの思いもあった。

出てきた看護師から某大学病院を勧められました。
あなたの為だとの説明でした。

病気で病院に受診したが
医師の診察は受けられない。
紹介状も書いてもらえない。

おかしいと思う。


某大学病院に電話する

①受診するには別にお金が掛かる
②診療して救急と認められなければさらにお金が掛かる。

これを承諾してもらえば診療すると言われ承諾しました。

結局は診療してはもらえず断られた。

なぜこれが良い事になるかって。

悪いことにしか思えない。
そうですね。


当日、太田市の当番医に眼科がない事は知っていました。
近隣の街の当番医を探しました。

桐生市の眼科が当番医。

すったもんだに時間が掛かって時計をみるともう夕方5時過ぎ。
今からいっても間に合わないかな。

医院に着くと診療が終わりましたの札。
6時少し前でした。

聞いて見ると事務員が医師に確認に行って、診療しますよとのこと。


私はいじけてもう帰ろうと思っていた。
自分で薬を探して飲んで連休が明けてから受診でいいと。


私の予想に反して丁寧な診療。
時間が過ぎているのに検査もしましょうと言われる。

診断は自分が考えたものと同じでした。

これ以上の検査は出来ない事は分かっていた。
また検査をしても確定診断はできないこともわかっていた。

処方された薬も自分が考えて飲もうと思っていたものだった。

受診は無駄だったか?
違います。有意義だった。


私は検査をしての診断に安心感を感じた。
医師の診察を受け説明を聞くことで安心ができた。

眼科の先生の診療をみて医師がどうあるべきか教えられた。

すごく感動をした。


なにがいい事かって。

感動した相手が自分と同じ仕事をしていている。

病院勤務医でなくて同じ街の開業医。
最高、こんな幸せな事はない。

それでこれが一番いい出来事になりました。


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