滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2023.09.09 比良山/急登チョイスで武奈ヶ岳@新たなる一歩

2023-09-09 22:02:19 | 比良の山と滝

2023.09.09[大津ワンゲル道登山口07:44〜08:12ノタノホリ08:1709:38堂満岳09:4109:57東レ新道分岐10:06金糞峠10:11ヨキトウゲ谷入口の分岐10:28毘沙門滝10:3410:41大橋10:4411:45シャクシコバの頭11:4811:54中峠12:10コヤマノ岳12:14パノラマコース分岐12:26武奈ヶ岳12:3512:37細川尾根分岐12:54細川越13:27広谷13:2813:32イブルキノコバ13:47八雲ヶ原13:4814:03RP八雲114:0414:16金糞峠西側下の分岐14:1714:21金糞峠14:2714:43青ガレ14:4615:01隠れ滝15:1015:22大山口15:28暮雪山多目的保安林駐車場15:3115:37イン谷口15:39大津ワンゲル道登山口](距離15.93km 累積標高1448m)

 

先日還暦の誕生日に武奈ヶ岳100回目登頂を無事果たすことができた。
さて、200回登れるかどうかわからないが、新たな一歩を踏み出すべく、101回目の武奈ヶ岳登山に出発。

大津ワンゲル道登山口に駐車。ここはアスファルトなので準備や後片付けを広く店を開いてすることができる。水場も近い。
いつも通りどのコースで登るかは決めていない。でもようやく酷暑の終焉が見えてきて、きょうは山もガスって涼しそうなので、ちょっと距離を歩きたい気分。
では堂満岳に登ろうと、正面谷の橋を渡って所から上の林道跡へ。ここからの方がノタノホリへの近道になって、歩きやすい道なのだが、如何せん人が歩いていないだけ蜘蛛の巣が多く、幾度となく顔に絡みつく。でも途中でミヤマウズラを見かけたので、この道を選択したことはよしとしよう。

ノタノホリではいつも虫に取り囲まれるが、きょうはいないのだろうか、付き纏われることはなかった。
谷を離れ九十九折の道になるとキノコがたくさん顔を出している。シロオニタケ系の白い大きなキノコが多いが、きょうは写真を撮らずに見るだけ。
尾根道を少し登るとガスっている。ここまでは暑かったが涼しくなり息が楽だ。

山頂直下の急坂に差し掛かる手前はブナ林で変木も多く、変わった岩もあるのでついつい足を止めて写真を撮ってしまう。
直下の胸突き八丁を登っている途中、そうだきょうは急登をわざわざ選んで武奈ヶ岳までいこう、と考える。急登といえば小川新道だ。その前に久しぶりに毘沙門滝に寄ってみたいと思い、金糞峠経由で大橋へ行こうと決める。

ガスは晴れつつあったが堂満岳山頂からの眺望はない。
尾根道の方で金糞峠へ。目立った花はママコナだけ。
奥の深谷沿いの道を毘沙門滝へ。毘沙門岩では、この大きな岩は一体何トンあるのだろうかと思う。これがこの後Captsubaさんによって計算されるとは思いもよらず。同じこと考えていたんだなと後に笑ってしまう。
詳しくはCaptsubaさんのレコを
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5916042.html

毘沙門滝で休憩、でも下段の大岩下には行かず。
スリバチの泉の冷たい水で喉を潤し、小川新道の急登に備える。
伏状台杉に見惚れながら小川新道に入る。月見岩までのルンゼの急登、オニギリ岩付近の急登などを順調にクリアしシャクシコバ到着。少し休んで武奈ヶ岳を目指す。

中峠で久しぶりに人に会う。ここまで堂満岳登りで追い抜いた2人と、山頂で入れ替わりに下りていかれた1人のみしか人に会っていない。
中峠から迷った挙句ワサビ峠には行かずコヤマノ岳方面へ。
コヤマノ岳からの眺望もない。

流石にここまでくると登山者に出会うが、それでも数人、きょうはあまり山に人が入っていないのだろうか。見上げる武奈ヶ岳山頂にも人影が見えない。
酷暑もやや落ち着きを見せてきたので、登山者が多いと思ったが意外だ。
それでも山頂に着くと数人が思い思いの場所に腰掛けられていた。岩と同化して見上げた時には確認できなかっただけなのかもしれない。でも近年の盛況ぶりを思うと人は少ない方だろう。

少し休憩して、トリカブト(キタヤマブシ)の花を見たいと思い、スゲ原から広谷へと行くべく北稜を下って行く。
ヤマボウシに実が成っているが色が悪い。その中でも鮮やかな赤い実を口にしてみると、甘味はあるもののカスカスであった。

谷に下りるとトリカブトが予想通りたくさ咲いている。しかしスゲ原付近のものは花の付きも悪く、葉が枯れて茶色くなっているものが多い。暑さの影響だろうか。
絵になるものが少ないなと思っていたが、下流に行くほど花の付きも良くなってきて葉もしっかりと緑色を保っているものが多くなってきた。

イブルキノコバから八雲ヶ原へ。サギソウは終わっていた。ミミカキグサを見て金糞峠方面へ。
峠からの下りではいつものように金糞滝に寄り道。
途中Captsubaさんと出会う。先日の山頂の置きプレゼント、直接お会いできて礼を言うことができてよかった。この夏は精力的に武奈ヶ岳に登られているようだ。
隠れ滝にもご挨拶の寄り道。ここで水浴びをしてイン谷口へと戻って行く。

 

下界は陽がさしていますが、山はガスってます

 

エゴノキの実

 

ここにも「かわいいお化け」いました
きょうはオートフォーカス任せで適当に撮ったのでピンが来ていません

 

陰のノタノホリ

 

陽のノタノホリ

 

スベスベ三姉妹

 

ニガイグチモドキでしょうかねぇ

 

ヤマジノホトトギスが一輪だけ

 

ツギハギハツ

 

キノコから白いモジャモジャが生えているのですが

 

ナラタケモドキ?センボンイチメガサ?
これらは切り株や枯木に生えるようですが、これは地面に生えていました
何でしょう、後で調べます

 

こちらはひとつ前のキノコの幼菌

 

ブナの変形木地帯を登ってゆく

 

根元に瘤のある変形木が多いです

 

これは角度によってパオーンに見えたり、恐竜に見えたり

 

インディジョーンズ岩(kol-yosiokaさん命名?)

 

今年初のムラサキアブラシメジモドキ

 

中腹からはずっとガスってます

 

堂満山頂
入れ替わりで単独男性が下りて行かれました

 

山頂のオトギリソウ

 

ガスが切れてきました

 

堂満のガレ場

 

シコクママコナ
上から2つ目の花はワンコが飛び出しているように見えませんか?

 

アカイボカサタケ
たくさん見かけました

 

もうちょっとで金糞峠
ガスが切れて下界が見えてきました
巻雲も綺麗で秋ぽいですね

 

ヘビキノコモドキかな

 

キチチタケ?ヒロハアンズタケ?

 

渓流を見ながら大橋まで下ります

 

毘沙門岩付近のモミの木
だいぶ傷んできました

 

毘沙門岩
下山途中に会ったCaptsubaさんがこの岩の大きさと質量を調べに寄り道するとか
その結果はCaptsubaさんのレコにて

 

毘沙門滝最上段の滝
撮影している足元に小さい二段目があって、その下が下段
残念ながら全景は見えません

 

中段とも言える小さな滝

 

毘沙門滝の下段を見下ろしたところ
下からは大きな岩に遮られて見えません

大きなつるんとした岩が登山道から見えますが、その奥にこの滝があります
登山道からは大岩の上に上段の滝もチラリと見えます

 

これは一体型じゃないんです
手前のボキッと折れた木の奥に杉が直立しているものです

 

大橋
この橋はなかなかスリルあります

 

小川新道登り口付近では伏状台杉がたくさん見られます

 

細い杉の合間にこのような木がたくさん

 

埴輪みたい

 

 

大杉地帯を越えると急登の始まりです
その途中から見た堂満岳

 

堂満のガスも切れてきましたね
右は烏谷山です

 

急坂を登り切るとブナの美林地帯

 

ブナの木を縫って登山道が続きます

 

シャクシコバの頭到着

 

カバイロツルタケ

 

奥に武奈ヶ岳が見えてきました
右はコヤマノ岳

 

中峠通過
止まると次の歩き出しがしんどいので、そのまま武奈ヶ岳まで行っちゃいます

 

これはツルタケでしょう

 

コヤマノ岳のシンボルツリー

 

雨降ったんですかね
ブナに付着した苔に水滴が

 

武奈ヶ岳
人が見えませんけど

 

登山者はいましたが大盛況ではありませんでした

 

101回目
新たな一歩を刻みました
200回はあるのかな

 

蓬莱山方面

 

山頂にもトリカブト(キタヤマブシ)は咲いているのですが、よりたくさん自生しているスゲ原から広谷方面に花を見にいくことにします

 

釣瓶岳と蛇谷ヶ峰

 

ナガオの尾根越しに岳山と安曇川の町、そして琵琶湖

 

カレバキツネタケ

 

谷に下りるとトリカブトがたくさん咲いていました

 

 

 

いつもこの小滝の写真を撮ります
今回は青紅葉を入れて

 

ウバユリの実

 

ヤマジノホトトギス
ピント甘いですが

 

八雲ヶ原のカバイロツルタケ

 

湿原にミミカキグサ
ちっちゃなちっちゃな食虫植物です

 

傷んだ木道

 

奥の深谷にもトリカブト

 

 

谷沿いの大杉

 

アカヌマベニタケ?

 

金糞峠下の広場の主

 

ツルタケでしょう

 

金糞峠から

 

ミヤマウズラ
先日蕾だったものが咲いていました

 

金糞滝さんにいつものようにご挨拶
この後Captsubaさんに会う

 

隠れ滝さんにも


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