goo blog サービス終了のお知らせ 

オレゴンの渦

ボルテックスにも程がある。

映画から小説へ~めちゃめちゃつれづればなし~

2005年09月23日 01時09分14秒 | 映画のこと。
そういえば某世界最大映画データベースサイトをふらふら泳いでいて偶然知ったんですが、
村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」が米で映画化ですか。いや知りませんでした。
もう何ヶ月も前のニュースなんね。いやほんと全然知りませんでした。

まあ「イビサ」とか「イン・ザ・ミソスープ」に比べればいじり易いのか…なぁあ~?
という感じなんですが。  あれらはもう完全に映画化は不可能と思われるので(色々と)。

キャストがバル・キルマーにヴィンセント・ギャロ、ショーン・レノン、
浅野忠信にリヴ・タイラーっていうのが微妙に奇っ怪です。
ギャロとか浅野とかって時点で、もうすでに変な空気だけは出てます。充分出てます。
でも誰がキクで誰がハシなのか…。リヴ・タイラーがアネモネなのか…。
色々心配です。かなり心配です。なにせ原作が面白過ぎなんで。
でも全然内容を憶えてません。だって読んだの18歳位の頃だもん。
ということで近々読み直します。

で、話をどこに持って行きましょうか。
そうですね、では小説の話ということで。
でもいやはや最近全くといっていい程小説を読んでいませんですよ。
ちょっと前に「若きウェルテルの悩み」に手を出したんですが、読み始めて数十ページでもうすでに
ウェルテルの人格がイヤになり、グッバイウェルテル、貴様の悩みに付き合ってはいられないよ、
と放り出してしまいました。何とも、最近あんまり好みの小説に巡り会えないです。

では、おすすめをいくつか。比較的有名なものばかりですが。
「ムーン・パレス」 P・オースター
 →青春小説。そして悲惨なコメディ。と受け取っていいらしい。主人公の迷走っぷりが最高。
「トムは真夜中の庭で」 P・ピアス
 →言わずと知れた児童文学の傑作。国語の教科書で「水門にて」を読んで以来のピアスファン。
「牛乳アンタッチャブル」 戸梶圭太
 →人生において唯一、床に転げ回ってゲラゲラ笑いながら読んだ小説。ある事件のパロディ。
「コンセント」 田口ランディ
 →村上龍好きは高い確率で好きなはず。これを読んでいる間怪奇現象が続発したのも良い思い出。
「エミリー」 嶽本野ばら
 →ゴスロリ娘だけに読ませておくのは惜しい。こんなに美しい日本語使える作家は近年いないぞ。
「天国」 清水アリカ
 →グロテスクで残酷で壊れた世界観が好きな方にはうってつけ。ビザ~ルな世界への旅へどうぞ。


最後に、1つ笑い話を。
ドストエフスキーの「罪と罰」の全ての内容は、一言に要約出来るそうです。
これを「罪と罰」を読んだ人に話すと、結構受けます。


「女を殺して、いやな気持ちになる」

映画おぼえがき。2005年、8月期。

2005年09月01日 01時38分13秒 | 映画のこと。
おぼえがき。2005年8月に観た映画。
 
 「ドーン・オブ・ザ・デッド」 「ロスト・イン・トランスレーション」 
 「ガーデン(byマルティン・シュリーク)」 「ソランジェ 残酷なメルヘン」 
 「ファニーとアレクサンデル」 「ヘル・レイザー」 「ヘルレイザー2」 
 「地獄のモーテル」 「バクステール」 「キリクと魔女」 「散り行く花」
 「ミトン」 「ママ」 「レター」 「花様年華」 「2046」 「妖婆・死棺の呪い」
 「アスパラガス」 「ジェファーソン・サーカス・ソング」 「ジョイ・ストリート」
 「箪笥」 「バッドサンタ」 「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」 「渦」
 「ユリイカ」 「害虫」 「ファニーゲーム」 「エイプリルの七面鳥」
 「ファスター・プシィキャット・キル!キル!」 「-less【レス】」 
 「ふたりのベロニカ」

                     本年度計102本。 累計1132本。
 
個人的ベスト映画        「ファニーとアレクサンデル」

個人的ワースト映画       「バクステール」

7月期のところで沢山お勧め頂き、ありがとうございます。見付けられたものは鑑賞させて頂きました。何分劣悪なレンタル環境にあるゆえ、探しているのに見付からないことチュパカブラの如しです。「ファニーとアレクサンデル」はみんシネのレビュワーさんに薦めて頂いたんですが、とても面白かったです。悪魔的な魅力のある映画でした。ありがとうございます。そして今月は放置DVD消化強化月間と銘打ったのに、何だかんだで全然消化出来ていなゐYO。

何かが道をやってくる。

2005年08月16日 01時09分36秒 | 映画のこと。
あれは小学生か中学生の頃でしたか。私の住む町に、「あれ」が来まして。そこら中に気持ちの悪いポスターがべたべたと貼られて、何だかとても怖かったです。ポスターに書かれているのは気持ちの悪い絵と、「失神者続出!」という煽り文句。「何か知らんけど凄く怖くて気持ちの悪いもんが来た!」と話題になってましたね。 まあ、「これ」に関しては一部では有名過ぎる位有名なんですが、全体的な認知度がどれ位なのかは未だによく分かりません。私個人としては、実際に「それ」をみたことのある人に出会ったことがありませんし。色々とおどろおどろしい噂が先行するばかりで、恐怖感だけが煽られ、私も結局怖くてみることのないまま、それはどこか違う町に消え去ってしまいました。だから、それがどういうものか分からないまま、それは私の中で奇妙な伝説になりました。それは私の心に、何だか気持ちの悪い小さな染みを残して行きました。ちっちゃいトラウマです。

ということで、それは「ザザンボ」です。ご存知の方もきっと多かろうと思いますが、知らない方の為に説明すると、「ザザンボ」とは、ある地方の方言で、「葬式」を意味する言葉です。それは、1人の少年の死の真相をめぐる奇妙な映画だそうです。しかし公開するには問題があり、監督と配給会社側とで散々もめたらしく、ついには監督が日本各地で神出鬼没にゲリラ興行を行うという暴挙(?)に出たものです。今はネットでいくらでも調べられるので何も怖がることはないのですが、当時はかなり気持ち悪かったですよ。何か町に悪魔が来たみたいでしたね。 興味のある方は検索をしてみて下さい。ズラっと出て来ます。どうやら怖がる程のシロモノじゃないみたいですが、色々と因縁のある作品のようです。ビデオも出ているらしいですが、見つけるのは困難でしょう。ちなみに、みんシネにも未登録でした。

観たことある方の感想を聞いてみたい映画の1つですね。

映画おぼえがき。2005年、7月期。

2005年08月01日 23時28分06秒 | 映画のこと。

おぼえがき。2005年7月に観た映画。

「ヴァイブレータ」 「スイミング・プール」 「アルゴ探検隊の大冒険」 
「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」 「父、帰る」 「TATARI」 
「アナトミー」 「夜になるまえに」 「ブルース・ブラザース」
「砂と霧の家」 「ブルース・ブラザース2000」 「タイタンの戦い」
「dot the i」 「愛の地獄」 「ザ・ガーデン」 「昼顔」 
「スーパーサイズ・ミー」 「ラスト・クォーター 下弦の月」 
「オールド・ボーイ」 「息子のまなざし」

                  本年度計71本。 累計1101本。 

ベストランキング  1位「スイミング・プール」
             2位「父、帰る」
             3位「アルゴ探検隊の大冒険」
               「砂と霧の家」
               「息子のまなざし」

ワーストランキング 1位「ラスト・クォーター 下弦の月」
             2位「TATARI」
               「アナトミー」

「スイミング・プール」は久々の大ヒットでした。思わず2回観てしまいましたよ。やたら暗い映画が多いですが、実は去年の終わりに観た「ラブ・アクチュアリー」と「ロミー&ミッシェル」がここ数ヶ月の最大の個人的ヒットだったりする。ひのっつあんが観てなさそうで、ひのっつあんコレ好きそーってな映画のお薦めがありましたら、親切な方、是非教えて下さいませ。現世で一個徳を積むと思って。