ベートーヴェンの真影 ペーター・レーゼル（紀尾井ホール）

ペーター・レーゼルによるベートーヴェン　ピアノ・ソナタばっかりのプログラム。4年間で全曲を録音しようというプロジェクトの1幕。

全曲なので、ポピュラーな大曲から普段コンサートでは聴かないような練習曲に近い優しい曲までいろいろと聞けるのが楽しいところ。
今回は、19番、4番、12番「葬送」、14番「月光」というラインナップ。

練習曲といわれるような19番でも、プロが弾くとやっぱり違うんですよねー。その集中力というか、気迫がもう、全然違う（当たり前だけど…）。
またこの2楽章のテンポが驚くくらい速くて。指がこんがらかっちゃうんじゃないかと思うくらいでした。聞いていて、心拍数があがっちゃう感じ（笑
いやはや。
こういうのは初めて聞いたなー。

改めて、自分の持ってるほかの人の演奏CDなんかを聴き比べたりしてみちゃいました。

実はこの演奏家を全然知らなかったのですが。ストイックに向き合ってるスタイルが印象的でした。
頑固なまでの自分スタイルの演奏という感じで、今の時代にはちょっと珍しいのかな、とも。
私は個人的にこういう感じ好きです。

また次の機会も聞きに行けるといいな。