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ひまわり進学ルーム

ひまわり進学ルーム ひまわり先生のブログ

卒業生の話 パート2

2014-02-28 14:30:13 | ひまわり進学ルームの日常
この頃は古巣が懐かしくなる季節なんでしょうか、
またもや卒業生がやってきてくれました。

が、しかし。
昨日の来訪者たちは、「勉強教えて。」な人たち(笑)
中学卒業と同時に塾も卒業した子たちで、今、高2。
ってことは、4月からは受験生!じゃないですか。

「ねえ、先生、今日これから三人で行ったら忙しい?」
「そりゃあまあ、忙しいっちゃ忙しいけど、そんなこと言ったら年中忙しいでいいよ。」
「来週テストなんやけど、聞きたいことがあって。」
「マジ?そういうカンジ?聞きたいこといっぱいある?」
「う~・・・ん、私は日本史と、数学ちょこっと。あとの二人はわからん。」
「そっか・・・・・・。まあ、授業の合間にちょこちょこでいいならみたるで来やあ。」
「わかった~。七時半くらいに行く~。」

ってなやりとろを電話でしてから、制服姿でやってきましたよ。
でも、ウチも今テスト対策真っ最中。
場所もないので、休憩室にイスだけ並べて、輪になって。
テーブルも狭いので、もう膝の上で説明(笑)

でもね、まあテストが近いせいもあるんだろうけどね、
ちゃんと勉強してるやん~~と嬉しかったです。
Mちゃんなんて、あんなに数学キライだったのに、
すごい前向きな姿勢に驚いたよ。
そして、ちょっとしたおしゃべりに出てくる話題がね、
「ねえ!先生、源氏物語やったら、どの女性が好き?」
「葵かな。」
「え?マジ?先生そうなんや~~。」
「何、六条の御息所って言って欲しかった?」
「いや、別にそういうわけじゃないけど。」
「ウチは今『こころ』やよ。」
「ああ、夏目漱石?」
「うん、K可哀想やよね。」
「え、ウチは奥さんが可哀想やと思う。」
「ああ、そうやよね、あの先生何?じゃあ結婚すんなよみたいなね」
「そういやあ、そのこころの解説っていうか、読んだ人の感想文的な本あるよ。」
「え?なにそれ、読みたい。」
「コレコレ。『夏目漱石のこころを読みなおす』ってやつ」
「そんなんあるんや~」

なんか、ちょっと大人になったって言うか、
高校生らしい話ができるようになって、
嬉しいじゃないですか。

塾にそのまま通い続けてくれてる子たちももちろん日々成長しているけれど、
しばらく会っていなかった子に会うと、
その変わりっぷりにはほんと驚かされますね。
この年頃の子たちの成長はホント速い。

そしてみんなチャラチャラした感じもなく、
まともな高校生活を送っているようで、安心しましたです。

そしてそしてですね。
勉強教えてもらったお代に、3人で買ってきたお菓子を置いていきました(#^.^#)
カワイイ!

忙しくって、ゆっくり話はできませんでしたが、またいつでも来てね。




卒業生の話

2014-02-24 15:25:03 | とりとめのない話
現在大学一年生のN君が、春休みに帰省した折りに、ひまわりにも近況報告に来てくれました。
にゃあちゃん好きのN君、貢物持参(笑)


その他、私個人へと、みんなへのお土産も頂いて、
立派にがんばっている話も聞かせてもらって、
本当に教師冥利に尽きますよ。

なかでも興味深かったのは、岐阜県学寮でのお話。
春休み中こちらで過ごすのかと思いきや、
一週間ほどの滞在で東京に戻るというので、
まあ、なにもそんなに急いで、と申しましたらば。
今日、お掃除当番があるんですって。
そして、お掃除をサボると、懲罰委員会にかけられるんですって!!!

懲罰委員会では、寮の規律を破った人の事情と、
過去の懲罰の例から量刑を決定。
反省文~罰当番、罰金!になることもあるらしいですわ。
まあ、厳しい。
でも、そういう縛りがないと、知らない人同士が集団生活なんてできないですよね。

そして、本人はそういう縛りがあったとしても、一人暮らしよりは全然よかったのだとか。
まず、寮の立地がよく、電車でどこへでも手軽に行ける場所にある上に、
高台にあるため、ロケーションも最高なのだとか。
そして、たとえ掃除当番があっても、何週間に一回かなので、
一人暮らしで自分がやる頻度よりは少なくてすむそう。
お風呂が広いこともプラスポイントだとか。
さらになんと!
県の補助金から、リクリエーション費用を出してもらえるらしく、
まあ、タダで飲み食い出来るってのももちろん嬉しいけれど、
それによって、先輩たちとの交流が出来るのが良いのだそうです。

そっかあ、
最近は、会社でも「今の若い子は飲みニケーションが出来ない」とか、
「自分の時間を大切にしていて、付き合いが悪い」とか、いろいろ言われるけれど、
大学生のうちにこういうところで鍛えられていると、いいかもですねえ。

今年は関東圏に進学希望の子がいなかったからアレですが、
今後、塾生には勧めたい選択肢のひとつです。

N君は大学でも中国語サークルに入って、中国語検定を受けるなど
将来のお仕事につながる勉強を一生懸命やっているようです。
春休みの間には、見聞を広げるために、台湾旅行にも出かけるのだとか。

また岐阜に戻って来た折りには、私の知らないいろいろな世界のことを
今度は教えに来て欲しいです。




コロンブスの卵

2014-02-18 12:33:18 | マジメな話
先日大学受験生が取り組んでいた英語の問題で。
「~~~は、まさにコロンブスの卵だ!」
的な表現があったのですが、
「コロンブスの卵って何?」な人には、まったく???な比喩表現でして。
訳せてるのに、イミがわからない・・・・・・。
そう、比喩って、共通認識がないと成立しない表現なんだよな~。
語学って、そういう文化の習得的な側面もあるよな~~なんて考えながら。

でも、面白いのはそこじゃなくって。
その生徒に「コロンブスの卵」が何かを説明しようと試みるY先生。
「ん~とね、Tちゃん、もしここにゆで卵があって、それを机の上に立ててって言われたらどうする?」
と、問いかけました。

多分、その生徒が
「え~そんなこと無理に決まってる~。」
とか、
「ゆで卵立てるとか、手品?」
とか、
「わからんから教えて。」
と、早々に言うことを期待しての問いかけです。

ところが。
意に反して、その生徒ちゃんは、
「え?上押さえとけばいいやん?」
「手は使わないで。」
「じゃ、壁に立て掛けとく?」
「壁も使わないで」
「水に浮かべる?」
・・・なんだかわかんないけど、下手な鉄砲状態で、
次々とアイデアを出してきます。
「とにかく何にも使わないで。」
そろそろgive upしてくれんかな、というY先生の苛立ちを他所に、
なんとなんと、
正解に行き着いてしまったのです。
「下をちょっと割っとく。」
「え?あ、そうそう。」
「え?そうなの?で、だから何なの?その卵がどうしたの?」
ここで、ひまわり先生、ちょっとへえ、と思いました。

まず、「できない。」「わからない。」と片付けずに、
たとえ当てずっぽうでも、ちゃんと解法を考えようとする姿勢は大切だよな。ということ。
この場合は、Y先生の意図を全く理解しようとしてないのが残念ではあるけれど、
最近の子どもの傾向として、
教えてもらったことしか出来ない、答えられないって人が増えているから、
この姿勢はなかなかのものですよ。
さすが腐ってもN高校。

で、結局、
「最初にそれを考えた人はエラいでしょ?という話だよ。」
と言われて、
「え?卵となんの関係があるの?」
に、ひまわり先生が補足。
「アメリカ大陸を発見したコロンブスが、そんなん誰でも出来るってバカにしてきた人に向かって、
 じゃ、卵立ててみろって言って、誰も出来んかったで、こうすれば立つってやったのね。
 それに対してまたそんなん誰でも出来るって言われたで、
 その通り。言われた後からなら誰でもできるけど、最初にやることに価値があるんだよ~って言ったって話だよ。」
「ナルホド~」

でも、Tちゃん、正解知らなかったけど、卵立てれたからね、説得力半減(笑)
やはり、比喩表現って難しいわ。

後日談
中学生の子に「コロンブスの卵って知ってる?」と聞いたら、
「ん?塩使う方?下割る方?」
という答えが返ってきました。
やっぱり、こういう返答が返ってくると、「賢いなあ」と思ってしまいます。
もちろん、
自分でいろいろ考える力も大切だけれど、
「知識・教養」も大切なわけで。
車の両輪と同じですよね。(←そして、これも比喩)


生徒の各書く似顔絵

2014-02-11 18:59:44 | ひまわり進学ルームの日常
最近、中学生たちが私の似顔絵をホワイトボードに描いてくれるのですが。
なんだか、怒ってる表情ばっかなんですよね~~~~
「やれー
とか
「太ったー(←なんで知ってる
とかさ。

そんなイメージなんだ~・・・と思うと、
ちと切ない(´;ω;`)

あんまり怒らないようにしないとな。
反省。