先日、高校生の子の英語読解の問題文の中で「僕の名前はハックルベリーフィンだけれど、長いからみんなハックって呼ぶんだ」的な文がありまして、
「ハックルベリーフィンなんて変な名前。」と生徒が言うものですから。
「あ、トム・ソーヤーの冒険って読んだことない?」
ときいたら、「なにソレ?」的な反応で。
あー、そうだよなあ、私が小学生のころによんだ本だけど、その時にもう「古い」って感じだったもんなあ・・・と思いつつググったら、1876年に発表された作品でした。19世紀じゃん。
あ、またまた話がそれました。
その続きに、「外国人の人の名前の省略の仕方ってさ、たまに『え?』ってのあるよね。」って話になって。
「マーガレットがメグはわかるけど、エリザベスはどうなるか知ってる?」
「え?知らない。」
「エリーとか?」
「エリザでしょ?」
「それが、『ベス』になるのよ、なんで最後をとるかなって感じだよね。」
「えー?ベス?そんなの犬の名前じゃん!!」
「犬の名前ってwww。ちなみにこれは若草物語で得た知識なのだが。若草物語は読んだことある?」
「なーい」
「まあ、そうだろうね」
たまに、「Jane」が男か女かわからず、「He」か「She」かどっち?ってきかれることあるけど、「Nancy」とか割と典型的な名前でもきかれるからなあ。外国人名になじみがないのは、外国文学を読まないせいもあるのかな。
その中にN先生も乱入し、
「子どもの頃、冒険ものが好きでよく読んだけどなあ」
「ああ、『ロビンソン・クルーソー』とかですか?」
「うん、それとか、海賊のでてくるのとか」
「図書館に『世界の少年少女文学』とかありましたもんね」
「というか、それしかなかった」
「今の子は選択肢が多すぎるのかもしれませんね」
というわけで、「ひまわり文庫」(休憩室の本棚)に『トム・ソーヤの冒険』と『ハックルベリーの冒険』二冊置いておきます。細かく章立てされているから、5分程度で一章読めると思います。気が向いたら手にとってみてね。