4月1日(月)
ホーチミンから飛行機で2時間、午後10時、首都ハノイに到着です
南北に1200kmと細長い国ベトナム
南のホーチミンは常夏ですが、北のハノイは日本ほど寒くならないにしても四季があります
到着時の気温は16℃・・・
数時間前と約15℃の気温差
翌朝はピックアップが早いので、ホテルに着きシャワーを浴びてさっさと就寝
(イビキ知らずの2ベッドルーム!)
4月2日(火)
この旅の目玉 世界遺産ハロン湾へ (登録は1994年)
ハノイからさらに北へ バスで4時間の長旅です
首都とはいえちょっと郊外に出ればそこはもう
いかにも東南アジアなのどやかな風景に変わります
この線路はハノイとホーチミンを28時間で結ぶ鉄道
水力発電が70%を占めるベトナムは慢性的な電力不足で鉄道はまったく発達しておらず、この電車も1日4本だけ
なので線路上を平気で人が歩いたり子どもが遊んでいたりするのです
見渡す限りの田園、ベトナムは世界第5位のコメ生産国なのです
常夏の南部では三毛作、ここ北部でも二毛作が行われているそうです
水牛も大事な戦力なのだとか
田んぼの中に突然墓地!
生きているときは田畑で働き、死ねば田畑で眠るのがベトナム人(田舎限定)とはガイドさん談
半分は寝ていましたがようやくハロン湾到着です
ハロン湾は、北は中国の桂林から続く石灰岩の台地が長い年月のうちに沈降を繰り返し、海になった所
南国の強い雨に削られ、奇抜な姿になった大小の島や岩、約3000が海上にニョキニョキと林立するさまから「海の桂林」とも呼ばれているのです
この船でさっそく出航
5分もしないうちに
近くの水上村の住民が魚介類やらフルーツやら売りにボートを横付けしてきます
うちもシャコとカニを買い
すぐ船内で調理してもらいました
カニにかぶりついている間にもう見えてきてしまった~
ここは“団子より花” テーブルを立ちデッキに上がる
おぉ 遠くがかすんでホントに桂林みた~い(本家には行ったことないけど)
途中の島で下船しティエンクン鍾乳洞へ
この穴が天宮(ティエンクン)につながっていると信じられていたことから名付けられたのだそう
鍾乳石が1cm成長するのに70年かかるのだとか
ところどころライトアップされていて幻想的でした
鍾乳洞と言えば1年じゅう快適な温度かと思いきや、ここはジメジメ蒸しっとしていて外のほうが快適でした
そしてまたバスで4時間、ハノイへと戻ります
トイレ休憩に立ち寄った土産物屋ではいろんな大理石像も販売中
このカメは8700米ドル(送料別)
こんなところでも売れるんだ~
紅河
水の色が赤いのは、水中に酸化鉄が含まれているからだそう
ハノイ市内に戻り、夕食は在ベトナム外国人に人気のこの店で
ベトナム料理のコースを楽しみました
4月3日(水)
ベトナム最終日は市内観光へ
まずはベトナム建国の父がエンバーミングされて眠る『ホーチミン廟』
国花 ハスの花を模した建物です
カメラの持ち込み禁止、手荷物もX線チェックと厳しい
警備の兵士の数も多く物々しい雰囲気です
内部は私語禁止、2列に並んで歩き、止まってはいけないのでホーチミンさんの顔は30秒くらいしか見られませんでした
ホーチミン廟のすぐそばにある『一柱寺』
その名の通り、1本の柱の上にお堂が建っています
その後は学問の神様『孔子廟』へ
亀趺がたくさん並んでおり・・・
何が刻まれているかといえば
科挙(官僚登用試験)合格者名なのだそう
台座が亀の理由は、カメは万年→永遠の知識の象徴とのこと
孔子像に跪き熱心に祈る地元の人もいました
受験シーズンになると多くの学生でにぎわうようです
このアヤシイ鳥は鶴・・・縁起物の組み合わせだそうですが
なんかカメがくやしそう・・・
この旅で唯一出あったカエル・・・(生きたハチュには出あえませんでした)
コノハガエルに見えなくもないけれど、ヒキガエルかな?・・・何ガエルでしょう?
そしてまたまたシクロに乗車
ベトナムの道路は車もバイクも自転車もシクロもごちゃごちゃ
これは空いているほうで朝夕のラッシュ時はとんでもないことになってました
これが警官の制服
飲酒運転には寛大でスピード違反にうるさい傾向にあるようですが、違反は袖の下でどうにかなることが多いそうです さすが社会主義国
フランス料理の昼食後、市街中心にある『ホアンキエム湖』へ
湖上にかかる楼旭橋を渡ると
『玉山祠』というお堂があり
“伝説のカメ”の剥製が展示されています
湖に浮かぶ『亀の塔』
話が長くなってしまいますので、
“伝説のカメ”については次回記事に
ショッピングしながら旧市街を散策
ベトナムでは犬猫より鳥を飼うのが好きな人が多いそうです
あちこちの軒先に下がっていたこの竹製の鳥かご、好きだな~
水上人形劇を鑑賞した後、最後の晩餐“キノコ鍋”を
薬膳っぽいスープに鶏肉、エビ、日本ではお目にかからないキノコ5種ほど、空芯菜のヘルシー鍋でした
23時55分、ハノイを飛び立ち帰国の途へ
東南アジアは不思議なところが多いですがベトナムもそれにもれず
元々のベースの上に中国やフランスが混じって不思議な楽しいところでした
日本のようにきっちりきちきちしてないけれど、いい加減どうしがうまくかみ合ってエネルギッシュに回ってるという印象を受けました
食事は辛くなく、くせも少なく食べやすい
もし再訪する機会ができたら古都フエ、ミーソン聖域といった史跡巡りをしたいです