景福宮を知る

景福宮は緩やかな上り坂のようなところにありました
僕も相棒も広大な敷地とその坂に…
拝観時間以上に疲れてしまいました
さすが「景福宮」と思うだけの人数で…
そんな状況も疲れの一つですね
でも…さすがぁ～と思うところばかりです

－景福宮－
光化門→興礼門→勤政門→勤政殿→思政殿→康寧殿→交泰殿
を結ぶ中心部分は…
宮殿の核心空間で…
幾何学的な秩序により
対称的に建築されました
しかし…中心部以外の建築物は…
非対称的に配置されて…
変化と統一の美しさが溶け合っています
韓国首都ソウルの中心かつ朝鮮最高の宮殿である景福宮で。。。
格調高く上品な王室文化の真髄を味わいました

景福宮の歴史

相棒は以前…この景福宮を訪れたことがあるそうです
僕はそもそも韓国自体が初めてだったもで…
ぜひこの景福宮を訪ねてみたかったです

－景福宮－
宮殿の中には…
王と官吏達の政務施設。。。
王族達の生活空間。。。
休息のための後苑（庭園）空間が造成されました
また…王妃の中宮…世氏の東宮…高宗が創った乾清宮等…
宮殿の中にはまたいくつかの小さな宮が…
複雑に集まった所でもあります
しかし…日本植民地時代にほとんどの建物が撤去して。。。
勤政殿等ごく一部の中心の建物だけが残り。。。
さらに朝鮮総督庁舎を建てることにより…
宮殿自体が覆い隠されてしまいまいした
幸いなことに…１９９０年から本格的な復元事業が推進され…
総督府の建物を撤去し…
興礼門一帯を復元…
王と王妃の寝殿、東宮、乾清宮、泰元殿の一帯の姿を取り戻しました

いざ景福宮へ

ホテルから遠回りして景福宮へ
相棒と最初の宮殿の拝観です
世宗路から真正面に景福宮を見る事には…
光化門側が…大幅に工事をしていました。。。
一瞬…期待を裏切るのかと思いました。。。

－景福宮－
景福宮は朝鮮王朝最高の法宮です
北方背後には北岳山がそびえ…
正門である光化門の前には…
広い六曹通り（今の世宗路）が伸びて
王都である漢陽（ソウル）都市計画の中心でもあります
１３９５年の太祖、李成桂が創建…
１５９２年の朝日戦争で消失しましたが…
高宗の時である１８６８年に再建された景福宮は。。。
３３０棟の建物がびっしりと立ち並ぶ雄大な姿でした

高宗即位４０年称慶記念碑

普信閣から景福宮に歩いている途中…
ガイドブックにも掲載がなかったような…
そんな記念碑が…高宗即位４０年称慶記念碑です

この記念碑は…
朝鮮第２６大王、高宗の即位４０周年と年齢が５１歳になったことを記念して…
なんで５１歳が良いのか分からないのですが。。。
光武６年（１９０２）に立てたのがこの記念碑です
この記念碑は…「記念碑殿」と書かれた建物の中にあり…
石の亀の上に刻まれた字は。。。
当時の皇太子…純宗が書いたものであります

碑文には…
まず皇帝と称されるようになり…
光武という年号を使い始めたことや…
皇帝になって４０年経ったという事実などが記録されています
この碑文には…
朝鮮時代の最高行政機関たる護政府の中でも最高官職である…
議政を務めた尹容善によるものであり…
書は…陸軍副将であった…閔丙○によるものであります

普信閣へ

タプコル公園はら景福宮までに歩いていく途中にあったのが…
この普信閣です

ここはチョンノと南大門路との交差点に位置している…
鐘楼が「普信閣」です
「チョンノ」という地名は…
ここから採用されており。。。
現在の楼閣は…朝鮮戦争で焼失したものを…
１９８５年に再建したものであります
元もとの楼閣は平屋建てで低いものでありました。。。
李氏朝鮮時代には…
朝夕に鐘が鳴らされ…
それを合図に…城門が開閉された
現在は…大晦日に除夜の鐘として…３３回鳴るそうです

タプコル公園－八角亭－

休みの日の公園は落ち着きますね
何だか時間がゆっくりと過ぎていて…
相棒とそんな時間を一緒にしています
タプコル公園は憩いの場として…
そのゆっくりした時間を求めるソウル市民が多く訪れています

タプコル公園八角亭は…
ソウル特別市有形文化財第７３号でありまして…
光武元年（１８９７）に沈宣碩が建てた…
大韓帝国皇室の音楽演奏施設で…
日本の統治から独立しようとする３・１運動が起きたとき
独立宣言書が朗読されたところであります。
そんな時代背景からも特別な意味を持つ建築物であります

１９１９年３月１日…
朝からタプコル公園には…４～５千人の学生と群集が集まり…
ここで独立宣言書を朗読しました
ここに集まった学生と群集は…
韓国の国旗である太極旗を振りながら…
一斉に独立万歳を叫びました
全国に広まった３・１運動は…このようにして始まりました

タプコル公園－大円覚寺碑－

タプコル公園は…国宝・史跡の宝庫です
十三層塔もそうですが…
この大円覚寺碑も宝物に指定されています
ちなみに宝物第３号であります

この大円覚寺碑は…朝鮮第７代王、世祖１１年（１４６５）に…
円覚寺を建てた由来を記録した記念碑であります
第９大王、成宗２年（１４７１）に立てられました。
前面の碑には…金守温…
書は…成任によるもので…
裏面の文は…徐居正…
書は鄭蘭宗によるものであります

この碑の大きさは…
幅1.3m、高さ4.94mであります。
亀の形の土台は…御影石でできており…
碑の頭部と…胴体は一つの大理石で造られています
土台には…細い線と…幾何学的模様がびっしりと描かれ。。。
頭部には…宝朱を捧げ持つ２匹の竜が絡まり合いながら…
天に昇る姿が細く彫られています

タプコル公演－十三層塔－

３日目の朝は…
まず近所のタプコル公園を散策しました
この公園にはいくつかの宝物がありまして…
９時から１８時までの開園時間となっています
しかしそんな宝物があるという雰囲気を感じさせない
市民の憩いの場としてあるのがこの公園です

この公園内にはもともと李氏朝鮮王室の護寺であった円覚寺があった
その遺物として公園の置くにはガラスケースに入った
十三層塔が建っています
そもそもはむき出しのままだったのですが…
文化財の保護からでしょうか。。。ガラスケースに入ったのは…
この石塔は…国宝にも指定されています

キムパムとビビムネンミョン・ムルネンミョン

相棒と水原から帰ってきたら…
かなりクタクタで…
お互いホテルで少し休憩しました
ほんの少しの予定でしたが…
思わずゆっくりしてしまいました

夕飯は!?って考える時間になっていたのです

まだ遅めの昼食ってこともありまして…
少しつまむ程度で構わなかったです

そこでホテル近くにある飲食店街に行って…
キムパムとビビムネンミョン・ムルネンミョンをいただくとことしました
キムパムは…韓国海苔巻きで…
ご飯がスメシでないのが特徴です
具は玉子やかんぴょうなど日本の海苔巻きと一緒です
ビビムネンミョンとムルネンミョンは…
ビビン冷麺と冷麺です
ここでもほんの少しのつもりが…
それなりに食べてしまったです。。。

美味しかったけど…

八達門

本来であれば…
水原華城観光のスタート地点であるはずの八達門。。。
今回の旅行では水原華城観光のゴールになってしまった。。。

この八達門は…水原華城の南門として位置づけられて…
宝物第４０２号にも指定されています。
ソウルにある南大門より大きい門になります
門の前には甕城が丸く囲んでおり…
城門右側のレンガには城門を築造した関係者の名前と人数が彫ってあるそうです
今回は道路を隔てたところから拝見したので…
実際にこのみ名前などは見る機会がなかったです。。。

周囲に商店が立ち並んでおり…
周辺の復元が出来なかったために八達門は独立した形になっています

このまま水原駅まで歩いて帰ったのですが…
相棒と何故あんなに遠回りしたのかと実感するくらい
遠回りしていたのに気付きました
ガイドブックとの距離感を違えたもので…
本に頼るのも…と…実感しました