
不当懲罰は冤罪、裏金告訴、大河原氏の場合。
(大河原氏は数日前、本を出版されました)
それは鹿児島県阿久根市の竹原市長が「税金の無駄遣いをなくす」ために職員の給料をブログに公表し問題になっている、と言う内容だった。
竹原市長の本気度に、同じ様に頑張ってる人がいる、と嬉しくなった。
「税金の無駄遣いをなくす」と一言で言うが、それは住民の半数と、議会と職員に宣戦布告をする様なもの、余程の覚悟がなければできないことである。
普通の段階を踏みながら、採択に持っていこうと思っても、無理、とわかっているから、ブログで公表と言う手法をとったのだと思う。そのことは現場にいる者でないと分からない。住民には謀略、策略の存在までは分からない。議員になる前の私がそうだった。
それからその経緯が気になりネット情報を検索するようになった。
もう一つ、不当懲罰は冤罪、であることから関係する情報を探していた。
その頃、植草一秀氏が痴漢の罪名を着せられ有罪になった話題があった。
テレビでは報道していなかったと思う。主に週刊誌で取り上げていた。
「それでも僕はやっていない」はこの冤罪がモデルと聞いている。冤罪を課せられ終生刑務所で過ごした人の話も少なくないことに驚いた。一度検挙されたら有罪のシナリオに沿って取り調べられるから、覆すことは困難だという。
私がネット情報で得たのは、群馬高崎の大河原さんの警察の裏金告訴だった。
裏金問題を告訴したことから退職に追い込まれて、その退職が不当であると裁判を起こしていた。大河原さんのブログには、「職を失った自分に市役所職員にと手を差し伸べてくれた竹原市長、今、阿久根市に向かっている」ということが記されていた。
同じように、裏金告発者の仙波氏を副市長に、この2人の採用で権力に対する抵抗を示したかったようだ。その正義感に共通するものがあったのだと思う。
関心を持ってその後の情報を追っていた。
その後の議会と市長との軋轢が高じ、メディアが取り上げたことで、その話題は全国版となり更に報道陣が増えた様だった。
その報道が、恐らく権力寄りの偏向、興味本位に取り上げられたようで、報道陣シャットアウト、議会中止騒動、リコール選挙、を経て(二度?)やり直し市長選で敗退した。
その時、報道陣も新市長に拍手を送ったと何かで読んだが、結局メディアも権力にの味方と言うことがわかった。しかし、私はその頃まだ、権力者の存在がどの様なものか気付いていなかったのだった。
そして、東日本大震災、、、。
その頃、原発事故記事を書いていたフリージャーナリストAさんから、大河原裁判が6月にあると言う情報を得た。私は前橋地方裁判所に向かった。
私が福島からわざわざ傍聴に来たことを関係者の方は喜んでくれた。そしてAさんが
竹原氏が来ていることで紹介していただく事になった。
その時は竹原氏の妹さんの恵美氏も、仙波氏と参加していた。傍聴は抽選に外れたのだが、譲ってくれる人がいて、傍聴が可能となった。
フリージャーナリストの方も何人か、裁判が始まる前に、集会があってパネラーが3人ほど、、最近よくテレビに出ていた? 理氏が事件の解説をしていた。
大河原氏は、会場の後ろの方に目をやり「被告のスパイが一人いる」と言った。
なるほど、被告で相手が警察だし、そのくらいのことは通常よくあることなのだろう。しかしながら、その貶めていく内容というのは、冤罪そのものでこの様なことが日常的行われているのだ。そして提訴の有罪率が90%以上、ほぼ有罪だと言うことに驚く。そして、逆に権力側が提訴となった場合その逆、行政訴訟などは住民側がほぼ敗訴なのである。
さて、判決は
「訴えは却下します」の一言だった。
傍聴席は騒然となった、
「その理由は!!」と、叫ぶ人がいたが、裁判長はじめ裁判官はさっさと退場して
なんの反論もできない。勿論、判決に対し意義あり、、はないのである。
このことから、三権分立の崩壊が、
否、悪魔の統治する世界であることが、よく理解できる。
悪魔の統治する社会というものが、どの様なものか、
一人でも多くの人が、知らなければ、
日本は法治国家と言えなくなってしまう。
というより国が乗っ取られていることに気づかなければ、、。
2021. 8/11
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