私の記憶の中とはちょっと違うなぁ、と思って調べてみたらそういうことだったのか・・・。
「八つ墓村」溝口正史
何度も何度も映画化されドラマ化され続けてきた人気作品だけに、概要は知っていると思っていたんですが、原作読むと「あれ? 宝探し? 冒険小説か?」みたいな感じが。
いや、もちろん陰惨な連続殺人という「いかにも」な最初はわくわくして読んでいて結末近くなると「いやぁ、お腹一杯」な感じも(笑)、他作品同様、楽しみました。
しかしこういう雰囲気か江戸川乱歩「孤島の鬼」を以前読んでいたので、慣れているというか、洞窟迷宮の中を探検、というのは当時の流行だったのだろうか。
で、私の記憶の中の「八つ墓村」というと映画なんですけど、何せ映画化もたくさんされてきているので、何がなんだか分からないんですが、どうやら、
野村芳太郎監督、渥美清が金田一をやった、映画「八つ墓村」だと思われ。
これを小さい頃、テレビで見て、余りの怖さに震え上がりまして、これが「八つ墓村」だと子供心に刻み込まれました。
かなりのホラーテイストで、 どうやら大胆アレンジがされているようですが、このアレンジ良いですよね。
落ち武者達の殺害される時の呪いの文句が全体的に生かされる、という。
関係者の経歴を調べてみると殺された落ち武者の家系に連なる系譜の人達が居たという・・・。怖いよ。
「八つ墓村」代名詞「祟りじゃー」もこの映画かららしいので、やはりかなりのヒット作品だったのか。
もう一度見る勇気・・・は、あるかなぁ。