シューマッハカレッジ留学記

英国トトネスにあるシューマッハカレッジ。その在りし日々とイギリスのオーガニックな暮らしを記録した留学記です。

シューマッハカレッジ留学記について

2022-12-18 | シューマッハカレッジ留学記について



イギリスのロンドンから西に300キロほどの所にある、
古代からケルトの文化が色濃く残るデボン州。

その真ん中あたりにトトネスという街があります。
その街は、人口が5千人しかないのに、
そこには4つの大学があり、
二つの財団がさまざまな活動を行っている、
イギリスの中でも特別な雰囲気の漂う街です。

1998年、私はその街にある、
エコロジカル社会の実現のために設立された、
大学院大学であるシューマッハカレッジの、
「ホリスティックサイエンス」修士コースに留学しました。

私がなぜシューマッハカレッジに行くことになったかは、
それは偶然に偶然が重なったものでしたが、
シューマッハカレッジでの体験は、
それまでの10年間に匹敵、
いや、それ以上に色濃く、
様々な発見に満ちたものでした。

そのときのことを、
関心のある方とシェアするために、
ブログの形で公開することにしました。

この文章は、2003年に、
マクロビオティックの西日本の拠点である、
正食協会の月刊誌「むすび」に、
1年間にわたって連載された12話を、
そのオリジナル原稿をもとに、
加筆、修正をしたものです。

留学記の部分は、
一話につき一カテゴリーとして分けています。
お読みになるときは、
右のカテゴリーから、
ご興味あるテーマを選んでください。

1990年代から2000年代にかけて、
シューマッハカレッジにはサスティナビリティに関する
世界的な学者、活動家、思想家が教えに集まり、
世界中から学生が来ていました。
サステナビリティに関して世界のセンター的な役割を果たしていたと言っても過言ではありません。
当時、学生だった人たちの多くが、
いま世界のサスティナビリティを牽引するリーダーとして活躍しています。

留学から四半世紀がたち、
シューマッハカレッジで教えられる内容も教授陣も大きく変わりました。
以前には、日本語でシューマッハカレッジを紹介するページはここでしかありませんでしたが、
今は、私の後に留学した方々がいろいろなところでその経験を紹介してくれていますし、
また、FACEBOOKのコミュニティーも立ち上がりました。
最新情報は、ぜひ、そちらを参考にしていただければと思います。

ブログオーナー



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2 コメント

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シューマッハカレッジに大変興味があります (はじめまして、こんにちは。)
2013-11-08 19:19:16
はじめまして、こんにちは。
ミヤケと申します。

ホリスティックなどで検索していたところ、こちらのブログにたどり着きました。

いま、大変ひとに癒すこと、人と自然の関わり方に興味があります。
来年、ホリスティックを学びに渡英にむけて動いているのですが、情報収集にやや苦戦しています。
イギリスでは、ホリスティックの技術的なものも学びたいのですが、より奥深く学びたいと考えています。
もしよろしければ、イギリス、とくに癒しなどについて、お力をお貸しください。。
とくに技術面の学校は数が大きく、迷います。

また、12月に留学先の下見にいくのですが、どの学校を下見するかも迷っています。
ひとまず、chicesterにはいくのですが、他にも良いスクールはたくさんありますよね。

もしよろしければ、お返事お待ちしております。メッセージで連絡をしたかったのですが、場所がよくわからないので、コメントをさせていただきます。

ミヤケ
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Unknown (伊藤)
2013-11-09 12:43:37
「ホリスティック」が何についてのものかよくわかりませんが、文面から拝察するに医療関連、代替補完医療の事かと思われますので、それについてお答えさせていただきます。

まずシューマッハカレッジは代替補完医療を学ぶところではありません。従来の西洋科学が細かく分類して分析していくことに主眼を置いているのに対して、ホリスティックサイエンスは全体をいかにとらえるかを目的に、その考え方や科学的な手法を学びます。従いまして、特に癒しの「技術的」なものとはかなり違った内容になります。

代替補完医療は、根拠がはっきりせず、漢方や鍼灸以外は客観的な検証がなされていないものがほとんどなので、いい加減なものも多いことから、学校選びは本当に注意が必要かと思います。
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