デイリータイム・クロスロードカフェ

日々の出来事や雑感をつずっています

日系人

2008-12-05 12:06:19 | Weblog
所属しているNPOの仕事でカリフォルニア州
の州都サクラメントに行ったときのお話…

成田から12時間のフライトでサンフランシスコ
に到着、トランジット2時間フライト1時間で州
都サクラメントに到着しました。

地元のNPOの人々が出迎えにきてくれました。
彼等は日系2世で自分たちの親の世代、安心感が
あり人情味あふれる人たち、早速歓迎のレセプシ
ョンを開いていてだいて親交を深めました。
2日目から、日本の子どもたちが交流できる場所や
施設の見学をご一緒していただいたのはクニさん
というお父さんが山口県出身の男性でした。

クニさんは名士でマイノリティーの太平洋アジア
地域の代表者、アジア人が公民権を獲得するとき
も全面に立たれ、キング牧師とも親交を持ってお
られ偉大な人物。しかし気さくで物静かで出しゃ
ばることがなくゆったりとしたおじいちゃんです。

日系人や日系社会に疎い私にとっては、はじめて
のことばかりでした。
道中、日系人について聞いたり案内されて、今まで
重大な勉強不足をしていたことに気がつきました。

この人たちは、米国で育ったにも関わらず日本の文化
や伝統を誇りしていて慎ましく生活している奥ゆかし
さを感じました。移民の国にあって自分のルーツは存
在の証明そのもの…現代の日本人が忘れかけていたも
のが存在していたことに驚きました。

案内のキャデラックのカーステレオは、ど演歌や日本
の唱歌が流れていて景色とのギャップが言いようのな
い心地よさを感じたのです。

太平洋戦争当時の苦労話、開拓した農地と家を追われ
敵国の国民視され強制収容所アリゾナのキャンプへ収
容、戦争が終わって帰ると家土地は没収されて人手に
渡っていて一からの出直しがあったのだそうです。
昨年国も長くかかたのですが、そのときの謝罪と補償
を彼等にしたとのこと。

私たちも戦後世代、経済成長で物質的には豊かになった
世代ですが、外国へ来て日本の本当の良さを教えてもら
いありがたいと心から思う旅となりました。