日々の移ろい

母は

父が入院となり、

母(86歳)は 実家で1人の生活が 始まった。

寂しくない?
夜とか怖くない?

と尋ねたが、ちっとも!と。

これからは、週末私の運転する車で 病院へ行き、
父の洗濯物を受け取り、洗って届ける、

というリズムになる。

これまでも、ショートステイから戻った父の
洗濯物を土曜日にして、月曜に持たせていたから

そのリズムは ほぼ 同じ。

でも、父が 週末 帰宅することはなくなった。


先日の土曜、ケアマネさんも、

「おかあさんは、若い頃 辛く当たったお父さんへ 仕返しする!
 などと、よく涙ながらに 言われていたけれど、
 甲斐甲斐しくよく介護されておられましたね」

と 話された。


私も同感。

時には、父へ枕を投げつけ、
憎らしい!とさえ 言っていた割には、

よーく 介護していたと思う。


子どもの頃から両親の不仲を目にし、
布団の中で よく泣いた 私。

あのころは、こんな日が来るとは想像もしなった。

入院の朝、まだ介護タクシーが来る前、
父は 「ばあさんは?」と声にした。

「お茶碗を洗っている」と伝えたら、頷いた。

やはり、気になる存在なのね。


今朝、母は
父がいなくなったベットの 汚れたシーツや毛布など大物を 
明日洗ったら?と私の忠告を聞きもせず、

鼻歌混じりに 洗濯機に放り込んでいた。


土曜日にまた来るから、気をつけてね! 

と声をかけ、自宅へ
雨の 名古屋高速を走った。
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