日々の移ろい

「証言台の母」

医療過誤裁判を題材にした小説、佐木隆三著を読んだ。

17歳の女子高校2年生が、良性の脳腫瘍で入院し
開頭手術を受け、脳梗塞を起こしまもなく死亡したと言う内容。
注目する点は、原告母親が内科小児科医という点だった。

ただでさえ、手術に際し患者側は医療者に全てを委ねる。
たとえそれが医師の子供であっても、母親はただの母親だった。

昨年夫は入院手術を経験した。
この時、良い医師にめぐり合いスムーズな意思疎通もはかれ
困難を乗り切ったと思う。

この小説を読み、医療裁判は勝訴敗訴どちらにしても、
苦しいものであり、
私には、何度も争点を挙げ話したり足を運んだり、又多くの時間を費やし
「もう面倒くさい」と言う性格からして、
裁判と言う大変な作業は向いていないなと思った。

でも、死ななくてもいい娘を、医療機関によって殺されてしまったとなれば、
私もどうなるか解らない。
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