同じような医療系作品ですが海堂尊さんの作品は多くが、ドラマ化されていますが、
日下部洋さんの小説は「神の手」のみドラマ化されているようですね。
今回読んだ「砂の宮殿」も、「主人公はこの俳優さんがいいな」と、勝手に配役を決めている私です。
海外富裕層向けに自由診療を施すクリニックを経営する主人公。
日本は全てが同じ水準の医療が施されるのは好いとは思いますが、病院にとっては利益を追求せねば経営が成り立たない面もあると思いますので、
私は自由診療は賛成です。
夫が、13年前肺がん提出手術を受ける前後、ネツトや本から癌に関する知識をある程度詰め込みました。
当時 医師の説明を理解するうえでも 必要でした。
その経験がなかったら、無知な私には 癌等の難しい医療用語も理解できず、この一冊もお手上げだったでしょう。
もし今 私が癌にかかり、ステージ3なら 標準治療を選び、
放射線治療等 苦しいものは
御免被りたい。
そして、医師からは 希望を与える言葉より、事実を伝えてほしい と、この本を読みながら 思いました。
台風の影響で 外に出られない時間に 読んだ一冊でした。