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日日不穏日記gooブログ版

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医薬品と食品の境界線 本日1本目

2005-02-05 17:56:43 | 食の安全
組合の用事で松本に行くと、道路はもちろん田んぼにも雪はほとんどなし。いいなぁ、雪のないところは。行き帰りのサービスエリアで飲むコーヒーは旨い。立て続けに3杯飲んじまったから、ちょっと食傷気味だけど。昨日のBSE感染者確認について読売社説が【[ヤコブ病感染]「まず心配ない日本の安全策」】と書く。「内閣府の食品安全委員会の試算によると、国内で牛を食べても感染の危険性は低い。感染牛が少ないため、患者発生数は、総人口一億三千万人のうち〇・一から〇・九人だ。今後、さらに拡大する恐れはほとんどない」とした上で「この男性の場合、感染ルートなど、わからないことは多い。病気そのものも謎だらけだ。感染から発症までの期間さえ数年から約二十五年と開きがある。解明に全力を挙げなくてはならない。特に注意が必要なのは、献血や臓器提供などによる二次感染だ」その通りだと思う。確かに感染源がわからないから、国内で流通していた牛からの感染って可能性もゼロとは言えないけど、感染の確率は天文学的に低いことは抑えといて安心して牛肉は食べよう。気に病みすぎるストレスの方が身体に悪い。【農水省、花粉症緩和のコメ開発…2007年にも実用化】「花粉症アレルギーの原因となるたんぱく質を作り出す遺伝子を人工的に作り、イネに組み込むことで、症状を抑える。今後は、安全性の確認を進め、2007年にも実用化が可能になる見込みだ」開発を進めている農業生物資源研究所の【スギ花粉症緩和米の研究開発について】というページを読むと投薬によって症状を抑えるのではなく、最終的にはアレルギーが起こりにくい体質に変えることが自然に出来る“スギ花粉症緩和米”の開発を進めていると書いてある。つまり、徐々に抗原に慣れさせ、長期間の通院が必要な”減感作治療法”を簡単に自宅で出来る方法として開発したということらしい。生産効率を上げる従来の遺伝子組み換え生物と違い、栄養価や医療的効果を謳う組み換え作物の実用化がどんどん進んでいく。インスリン分泌を促進するペプチド薬を大量に含む「糖尿病治療(血糖値調整機能)イネ」の開発とか・・・これは興味ある!正直言って。ただ、【スギ花粉症緩和遺伝子組換えイネの問題点】にあるように「医薬品を通常の食品と一緒の食習慣の中に持ち込む」ことへの警戒感はあっていいと思う。余りに画期的技術ゆえに際限なく拡大していくことへの違和感がどうしても遺伝子組み換え技術には付きまとうのだ。


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