昨日、アニメイトを出て、平安堂に入ってホッとする。やっぱり、あの独特の空気って、昔ほどじゃないものの、どうも馴染めない。
メインの客層とトシが違い過ぎるしさ。その毒気にあてられて、馴染みの書店に入った瞬間、すごく和んだ、落ち着いた。
さて、平安堂の目的は、吉本隆明の『反原発「異論」』を立ち読みすること。吉本氏は震災後、一年ちょいで亡くなってるから、文字通り最晩年のインタヴューを集めた遺稿集。
大したことは書いてないよ。震災後の吉本氏は、殆ど動けず、目も見えない状態だったから、喋れることはたかが知れてる。逆に言えば、読んでて分かりやすい。
うん、買うよ。30年吉本氏に付き合ってきて、たぶん最後の論考だし、区切りってことでね。ただ、今月でなくてもいいや、来月にしよう。
今月買うのは、山中恒氏の『靖国の子』でいいだろう。靖国関連の本を読んでるところでもあるし、著者の立ち位置は別にして、目次だけでも興味をそそる。
大月書店より近刊。山中恒著『靖国の子』
出版社の紹介文→
「『靖国の子』とは戦没して靖国神社の神とされた将兵の子弟であり、最も戦う少国民としての役割を負った子どもたちである。絵本、雑誌、写真、綴方、詩、歌、教科書など豊富な資料を基に、『靖国の子』を育てた教育・文化を問う」とある。
— 安藤☮直樹(ando naoki) (@torapocodan) 2014, 12月 15
あと僕が欲しがってるもう1冊の本は、坪内祐三氏の『続・酒中日記』。坪内氏にも靖国に関する本があるけど、それは全く関係ナシ。
去年の10月に出てる本だけど、状態が良ければアマゾンの古書でいいと思う。他にもほしい本がゾロゾロ出てきて、来月は円盤が1枚の代わりに本をちと買い込みそう。
さすがに今月ほど散財はしないと思うけど。