
最近、ケネス・ルオフ『紀元二千六百年』(朝日選書)や外地 昇『天皇陵の誕生』(祥伝社新書)を読んだ後だったんで、県立歴史館で「「戦争と宣伝」阿智村ポスターが語る」という展示があるって、告知を見て飛んでいく

県内の阿智村で、戦争宣伝に使われたポスターが大量に発見されて、その約半分の72点を展示するという展示会

国債購入、貯蓄、鉄銅などの拠出、勤労奉仕、満蒙開拓、などを呼び掛けるもの。つまりは、戦時中だから、国に奉仕しなさいって宣伝をするポスターなの


こういうポスターって、戦後は、GHQが入ってくる前に処分するように通達(証拠隠滅のため)が出されてる上に、掲示用で紙質が良かったために、戦後の物不足で使われたために残ってるものが少なくてすごく貴重な資料

戦争中の庶民生活に関する本はたくさん持ってるけど、こういうポスターの現物を見るってのは滅多にない機会だから、喜んで見に行ったのね

いやー、それにしても平日ってことがあるにしても、僕のほかに一人しかいなかったんだよ。お客が。

その一人が帰っちゃったから、館内には僕だけ。「常設展もあるんですが見に行きませんか?」って言われたんで、あまり興味はなかったんだけど、あまりに暇そうだったので、「じゃあ見ます」って言ったんだけど

広いスペースで学芸員さんとマンツーマン

これだけ暇な施設って問題じゃないか?ちょっと

マンモスとか電動で動かしてたし、維持費だけでもかなりかかると思うし、おまけに2階建で1階には喫茶店もあるのよ


おまけに入場券は自動販売機・・・。
土日は多少人が増えるだろうけど、事業仕分けとか確か、長野県もやってる筈。ここ、同じ施設内に人権啓発センターってのがあるのよね。その関係で“聖域”になってるんじゃないか?って思ったりして

何で?って、いやいや、これから先はアブナイ話なんで止めとく

まぁ、展示そのものは面白かった。ここで展示したポスター、図録にして出版してくれないかなぁ。マニアックすぎて売れないだろうけど、僕は買うよ。2000円までなら

・休肝日(1)
★8月22日現在の処分数(295/300)

そしてひとりになった…www
なんだろね。やっぱりそういうのに興味ないのかな、みんな。
私も行かないだろうけどね~、多分(笑)
でもね、貴重な資料だっていうのは分かるよ。
人権啓発センターねぇ…。
何となく言わんとしていることは分かる気がする。
原因はそこか?
団体見学はよくあるでしょ個人で平日はねぇ
確か満蒙開拓団名簿も公開では
戦時中のポスターって言うのは、この時代を知る凄く重要な資料だし、滅多にない機会。来月2日までには少しでも多くの人に見に来て欲しいと思うね。
人権啓発センター云々は、分かる人には分かる話。触らぬ神に祟りなしだよ。
それなりに意義のある展示だとは思うけど、もうちょっと工夫が必要じゃないかな。あの施設を維持するだけで大変だよ、お金かかって。