ひろべぇ!のgooぶろぐ

ぼちぼちブログです。

東山花灯路2015

2015年03月13日 | 旅行

今週の日曜日(16日)まで開催されている京都の「東山花灯路2015」に行ってきました。 毎年,京都に来たときには行こうと思っていたのですが,なかなか時間が取れなくようやく実現しました。

週末ということもあり,人出が多いかと思いましたがそれほどでもありませんでした。でも,明日明後日の土日は,人が多くてゆっくりと見物しながら写真を撮ってはいられないでしょうね。

 

大谷祖廟の参道です。

 

現代いけばな展」が同時開催されて会場のところどころに飾ってあります。どれも大きくてライトアップされとても美しかったです。

 

円山公園内の小川に約500本の青竹の灯籠が並べられて幻想的な情景を創り出しています。

 

お囃子を奏でながら火の用心のわらべ歌を唄い練り歩く子供たちによる「火の用心・お囃子組」の一行に途中出逢いました。

 

人力車と提灯行列で再現した「狐の嫁入り巡行」にも出逢いました。来たとカメラを構えると,あっという間に行き過ぎていきました。ちょっと早いよ。でもそのおかげで,幻想的で怪しげな写真をとることができました。

 

石塀小路付近です。写真を撮るには絶好のポイントですね。

 

二寧坂付近です。 今でも雨の日などでは注意しないといけませんが,昔の履物は滑りやすかったからか「石畳の坂道は滑るから気をつけるように」という注意喚起らしいですが,「ここでつまずき転ぶと二年以内に死ぬ」という言い伝えがありますね。

産寧坂付近です。 着物で階段で上がるのは難しいですが,あまり気にもせず駆け足気味で上がってくる着物姿の女性達とすれ違いました。着くずれしないのかなと心配してしまいました。

 

歴史的な散策路を行燈で照らし,京都でしか味わうことができない独特の雰囲気を醸し出しています。

三条通りから神宮道からねねの道を通り清水寺までの5kmほどを往復しましたが,意外に距離を感じませんでした。

冬には,嵐山でも「京都嵐山花灯路」が実施されているようです。こちらもいつか行ってみようと思っています。

 

 


 

 


坂本散策

2014年12月16日 | 旅行

大津市坂本の街をぶらっりと散策してきました。

坂本は,比叡山延暦寺の門前町として発展した街です。里坊の石垣塀が続きます。

里坊のひとつ旧竹林院を訪れてみました。

江戸時代初期に作られたと言われる1,000坪の広大な書院前庭園がとっても素敵です。四季折々の異なった風景が楽しめそうです。

メインストリートを登っていくと,日吉大社に。昔は,日吉は日枝の山(ひえのやま:比叡山)の山頂にあり日枝大社と呼ばれていたようです。

西本宮東本宮を中心に5つの摂社(本社に縁故の深い神を祀った神社)と8つの末社からなる大きな神社です。

3000本のもみじの木があるそうです。この季節の頃はライトアップもされて真っ赤に染めるのでしょうが,落葉しその美しさを見ることはできませんでした。

日吉大社から南に歩いていくと,比叡山延暦寺への続く石の階段があり隣は延暦寺学園比叡山高校に。

 

最寄りの駅からここまでも坂道ですが,正門からまた急な階段が・・・。若いから大丈夫なのでしょうね。

さらに歩いていくと,比叡山鉄道のケーブルカーの坂本駅に。

 

駅舎は1927年に建てられ,1997年に登録有形文化財に登録されています。構内はレトロ感たっぷりです。

ケーブルカーも落ち着いた緑と赤でペイントされ素敵な車両です。

坂本の街は,穴太衆と呼ばれる石積みの職人の街でもあるので,あちらことらと穴太積みの石垣を見かけます。

 

その他にも,明智光秀一族を祀られている西教寺やお坊さんの商家の公人屋敷などの見どころがいっぱい。

新緑の頃や秋の紅葉の時にもう一度訪れてみたいと思いました。

 

 


 坂本観光マップ(坂本観光協会のHP)

 


中山道鳥居本宿(後半)

2014年09月27日 | 旅行

前回に引き続き,中山道鳥居本宿の後半です。

 

本陣の前には,合羽屋の木綿屋嘉右衛門があります。鳥居本宿から先の江戸へは雨の多い峠の山道が続きます。旅人とって必需品だった「合羽」をこの鳥居本宿で調達していたようです。

鳥居本合羽」は,ベンガラ塗の赤い色が特徴で,当時「赤玉神教丸」,「鳥居本西瓜」と並び「鳥居本三赤」と呼ばれていました。

鳥居本での「合羽」の製造は,江戸時代後期に15軒,大正時代に20軒ほどありましたが,1970年代に終焉しています。今は当時の名残りを残す看板だけが残っています。

三つ目の赤,「鳥居本西瓜」は甘く美味しい西瓜だったようですが,皮が厚く不評で,この赤もいつの間にか消えてしまっています。

 

ここから,京方面に向かって行くと,当時の看板を屋根に掲げた合羽屋,松屋松本宇之輔もあります。

松屋も,戦後早くに縄づくりに転業し,その後廃業しています。この家屋は,2001年に昔の雰囲気を残し改修されています。

 

松屋から,さらに京方面に歩いていくと,彦根道(朝鮮人街道)との分岐点に差しかかります。京へは約70kmです。この道標は,1817年に建立されたものだそうです。

彦根道は,石田三成の居城のあった佐和山城の南側の切通し道から,彦根城下,安土,近江八幡を経て再び中山道に通ずる41.2kmの脇道です。左が中山道京方面,正面が彦根道です。

この脇道は,徳川将軍が上洛するときの専用道で,参勤交代の大名も通行を許されていませんでした。唯一,朝鮮使節の通行が認められていたため,この道は「朝鮮人街道」とも呼ばれています。

 

鳥居本宿は,有名な観光地ではないので,華やかな賑わいはありませんが,当時の面影と落ち着きを残しています。旅人が行き交った当時を思い浮かべながら,ゆっくりと町並み散策をすることができました。

 

鳥居本駅を出発して,1時間弱で鳥居本宿を散策して戻ってくることができました。昼間1時間に1本の近江鉄道の待ち時間にちょうどいい時間です。

今回,京都に行く途中に米原駅で下車して,鳥居本駅と鳥居本宿を訪れました。観光地化している所では味わえない雰囲気を感じることができました。

あまり知られていない旧街道の宿場町をふらーっと歩いてみるのもいいものですね。

 


【中山道鳥居本宿スライドショー】  


近江鉄道 時刻表

米原駅 鳥居本駅(米原方面) 鳥居本駅(彦根方面) 


中山道鳥居本宿(前半)

2014年09月25日 | 旅行

前々回のブログ「鳥居本駅」に引き続き,「中山道鳥居本宿」を取り上げます。鳥居本駅から,国道8号線を渡り,歩いて数分で中山道に到着します。国道を渡る信号を待つ時間の方が長いくらいです(笑)

 

中山道は,江戸と京を結ぶ江戸時代の5街道のひとつです。そして,鳥居本宿は中山道67次(宿)の江戸から数えて,63番目の宿場町です。

中山道入門より】

 

左右の通りが中山道です。左側が江戸へ,右側が京へと続きます。真中の大きな木の右側が脇本陣・問屋跡(高橋家)で,左端に見える家屋が本陣跡です。

今は何も残っていませんが,脇本陣の南側には,人馬継立という問屋場があり,そこには,次の宿場まで荷物を運ぶ50人の人足と50頭の馬が常備されていたようです。

 

あとで紹介する本陣前前付近から江戸方面を見たところです。正面に,ひときわ目立つ大きな家屋が見えます。「赤玉神教丸」製造販売の有川製薬の有川家です。

「赤玉神教丸」は,9種の生薬を配合した健胃薬で,1658年頃に参勤交代の大名,旅人の道中薬として売り出されたそうです。

旅行中は何かと食事や水が合わなかったりでお腹を壊しやすいものです。おもな宿場ではこういった薬屋が繁盛していたことでしょうね。

「赤玉神教丸」の他にも,止瀉薬の「有川神教丸」や動悸,息切れに効く「宮川六神丸」が現在でも販売されています。

この周辺はS字にカーブして昔の街道の雰囲気を残しています。この建物は築約250年だそうです。

 

この先は,磨針峠を経てつぎの番場宿,江戸へと続いていきます。

磨針峠までは,今回行けませんでしたの歌川広重の浮世絵で。番場と鳥居本の中間に位置する磨針峠から見た風景を描いています。

【国会図書館デジタルコレクション:「木曽海道六拾九次之内」より】

平成3年に火災で焼失してしまいましたが,彦根藩が建てた望湖堂という本格的な茶屋も描かれています。奥に琵琶湖が見え,中山道随一の景勝地だったようで,参勤交代の大名は必ずここで休息したということです。


鳥居本宿は,有川家からもう少し先まで続きますが,本陣跡に戻ります。

本陣跡(寺村家)です。明治時代になって建物が取り壊され,今は街道が賑わっていた頃の面影は何も残っていません。

戦前に建築家ヴォーリズの設計による洋館に建替えられた民家が大きな木の向こうにチラッと見えます。

この建物も老朽化が進んでいるように見えました。こういった歴史的有意義な建造物を維持するのは大変で難しいですね。

 

長くなりましたので,続きは後半で・・・

 

 


 


鳥居本駅

2014年09月21日 | 旅行

琵琶湖の東を走る近江鉄道。2012年に「登録有形文化遺産」に登録され,一度訪れたいと思っていた鳥居本駅に。夏に訪れたのですが,取り上げるのがずいぶん遅くなって秋になってしまいました。

東海道新幹線の米原駅から近江鉄道に乗り換え,二つ目の駅が鳥居本駅です。およそ5分ほどで到着します。プラットホームを進んで行くと,遮断機のある構内踏切に続き,赤い屋根の可愛らしい駅舎があります。

 

静かな駅とは対照的に,すぐ近くをひっきりなしに新幹線が轟音と共に通過していきます。いつも利用している新幹線の車窓からも,見えているはずなのですが,小さくて一瞬なので見逃してしまっていますね。

 

駅舎の中に入ると,腰折れ屋根の外形状そのままの形をした高い天井と半円窓のある待合室が。小屋組など要所を洋風デザインでまとめたノスタルジックな雰囲気の駅舎です。

建築面積81㎡と小さな駅舎の北半分は事務室となっています。駅務室内の様子も少々気になるところですが,今は無人駅となっているため中は残念ながら見ることができませんでした。

改札事務室の窓口は,閉鎖されていて代わりに時刻表やワンマンカーの乗り方などの案内板が設けられています。       

昼間だけですが,電車にマイ自転車を持ち込むことができるそうです。便利そうなサービスですが,軽い自転車ならともかく,ママチャリみたいな自転車を電車に載せたり降ろしたりするのは大変なのでは?と思ってしまいました。

 

駅舎は,1931年に地元の請願駅として開業し,ほぼ当時のままの姿を残しているようです。

 

駅正面横の案内立札には,2007年3月に「世界一長いコンサート184時間」を完奏し,ギネス認定が行われたと誇らしく書かれていました。184時間ということは,8日間!確かに凄いですね。絵画などの展示ギャラリーに使われたりもしています。

山小屋のような雰囲気を感じさせます。駅のすぐ目の前は,国道8号線です。特徴的な建物なのですが,周りには何もなくポッツと建っているので,駅だと気が付かず通り過ぎてしまいそうです。

 

下り(彦根)方面の電車が入ってきてきました。上り(米原)方面の電車を待ちます。

昼の時間は,一時間に上り,下りとも1本でこの駅ですれ違います。 電車が発車すると,駅には誰もいなくなり,再び静かな時間が流れていきます。

 

【近江鉄道鳥居本駅】

 

 


近江鉄道 時刻表

米原駅 鳥居本駅(米原方面) 鳥居本駅(彦根方面) 

 


ゆったりとした時間

2014年09月19日 | 旅行

京都駅からJR湖西線,京阪電車と乗り継ぎ,大津京跡に建てられた近江神宮に。都を飛鳥からこの地に遷都した天智天皇が祀られています。毎年1月行われる百人一首かるた名人・クイーン選手権の会場として知られていますね。

その大津京では,漏刻と呼ばれる水時計を用いて,鐘鼓を打ち鳴らし時を初めて知らせたことが日本書紀に記載されていています。そのため,近江神宮は時の祖神として崇敬され,また「時の記念日」の由来にもなっています。

 

これは,漏刻を再現したレプリカです。漏刻は,天候や気圧などの変化の調整が大変だったようで,今の時計のような精度は到底期待できませんでした。それでも,当時としてはそれで十分だったのでしょうね。

今はというと,世の中が分単位いや秒単位,コンマ何秒かで刻々と変化していて,あまりにも忙しすぎます。ふと,そんな漏刻が刻む「時」で過ごすことができたなら,ゆっくりとした生活が・・・。

などといろいろ思いを巡らせ,ゆっくりとしていたら,予約していた帰りの新幹線に間に合わないことになってしまったのでした。

 

 


※プロフィールの写真変更しました。

 


近江鉄道ミュージアム

2014年09月17日 | 旅行

微笑んだ顔をしたラッピングカー「ほほえみパーク号」。さすがに,これでは運行できませんね。

近江鉄道彦根駅構内にある近江鉄道ミュージアムの展示電車です。内部は遊戯室に改装され隣接する保育所「ほほえみ園」の保育施設になっています。電車好きの子供達には人気でしょうね。鉄道会社の運営ならではの施設です。

西武グループだそうで,「ほほえみ」ひょっとしたら,グループビジョン「でかける人を,ほほえむ人へ」に由来しているのかも知れません。

 

ここには,他にもED141~144という1926年アメリカGE社製の小さな電気機関車も留置展示されています。よく分かりませんが,なんでも珍しい電気機関車なんだそうです。

中でも,ED144は,ボクシーで小柄な車体に味のある小豆色が何とも言えない趣がある電気機関車です。国鉄時代には,東海道本線,中央本線,飯田線,仙山線にそして,最後に近江鉄道でおもに貨物車両をけん引していました。総走行距離は,とてつもない距離なのでしょうね。

屋外展示で,あまり手入れされていないのか,展示されている電気機関車に錆が浮いてきているのが,残念というかもったいない・・・

資料館には,鉄道部品や沿線の古い写真や資料などが展示されています。近江鉄道ミュージアムは,開館日が月1回程度なので訪れるときはご注意を・・・

 


 


涼を求めて

2014年08月19日 | 旅行

三重県と滋賀県の県境にある,標高1212mの御在所岳に登ってきました。 といっても,ロープウエーで約10分少々の楽ちんコースです。

白い鉄塔(6号鉄塔)は,標高1004mに建つ高さ66mの日本一の鉄塔。 窓から色々な形をした奇岩を見ることができます。

ロープウエーの終着駅からの展望は,絶景でした。 この日は,時々霧の天気。 晴れれば,伊勢湾の眺望が素晴らしいようで・・・

 

ここから,リフトに乗りついで山頂に(←またまた,楽ちんコースです)

標高1212mの頂上です。 一等三角点が設けられています。

下界の暑さを忘れさせるひと時でした。

以上,軟弱な登山記でした♪

ご一緒に登って頂きましたて,ありがとうございました。

 

 


 


あんころ

2014年08月19日 | 旅行

餅を餡でくるんだ伊勢の名物「赤福餅」

関西や名古屋近郊の駅や空港でも売っているので,お土産にと買って帰ることがあります。でも,食べる頃には少し固くなっている・・・

やっぱり,お店で出来立てをいただくのは格別ですね。

 

 


 


2012年05月28日 | 旅行

小田原で時間が少しあったので、小田原城を見に行った。

戦後に造られた鉄筋構造の城で、内部が資料館となっている。小田原合戦の資料など興味深いものが数多くあった。

そのなかでも、籠と乗物には違いがあることを知ることができた。駕籠は竹で編んだ平民ののるものであり、大名が乗る引き戸のある駕籠は大名乗物であって、許可を得た者しか使うことができなかったようだ。

また、新たな発見ができた。

小田原城天守閣(資料館)

駕籠

大名乗物

 


 

 


深夜高速バス

2012年05月26日 | 旅行

昨日、京都からの最終の新幹線に間に合わないので、久しぶりに高速バスを利用した。
京都駅八条口のバスを待つ人の多さにはびっくり。
新幹線よりも安いが、馴れていないせいか眠るとができず、今日は疲れが・・


灯り

2012年05月23日 | 旅行

昨日”塔”を書いた。”塔”つながりで”燈(とう)”を・・・

先日,小樽運河に残されていた”ガス燈”を見た。

かつては,室内灯としても使われたが,現在は街路灯としての使用が主である。ガス灯は電球や蛍光灯の発達によって廃れていった。

”ガス燈”は,趣があるが,都市景観や店舗などのモニュメントやエクステリアとし,照明として使用されているのもの以外,いまでは残っていないだろう。

その電球や蛍光灯もLEDに変わりつつある。スカイツリーのイルミネーションもLED。時代とともに照明は変わりゆく。

NIKON D1X


 

 

 


千団子

2012年05月20日 | 旅行
三井寺の千団子祭に行ってきました。毎年初夏の土日に行われている。
千団子とは変った祭りですが,昔鬼子母神は従来人間の児を奪い食する悪鬼であったそうな。 釈尊がこれを聞き,母神の子の千人目を鉢で隠したところ、 狂ったように悲しんだという。
それ以降,釈尊が慈愛を垂れたところ,仏教に帰依し,以後子供を守る善女神になったといわれている。
千の団子は千人の子の供養,柘榴は鬼子母神の供養だそうだ。
 
 
 
NIKON D1X