大津市坂本の街をぶらっりと散策してきました。
坂本は,比叡山延暦寺の門前町として発展した街です。里坊の石垣塀が続きます。
里坊のひとつ旧竹林院を訪れてみました。
江戸時代初期に作られたと言われる1,000坪の広大な書院前庭園がとっても素敵です。四季折々の異なった風景が楽しめそうです。
メインストリートを登っていくと,日吉大社に。昔は,日吉は日枝の山(ひえのやま:比叡山)の山頂にあり日枝大社と呼ばれていたようです。
西本宮と東本宮を中心に5つの摂社(本社に縁故の深い神を祀った神社)と8つの末社からなる大きな神社です。
3000本のもみじの木があるそうです。この季節の頃はライトアップもされて真っ赤に染めるのでしょうが,落葉しその美しさを見ることはできませんでした。
日吉大社から南に歩いていくと,比叡山延暦寺への続く石の階段があり隣は延暦寺学園比叡山高校に。
最寄りの駅からここまでも坂道ですが,正門からまた急な階段が・・・。若いから大丈夫なのでしょうね。
さらに歩いていくと,比叡山鉄道のケーブルカーの坂本駅に。
駅舎は1927年に建てられ,1997年に登録有形文化財に登録されています。構内はレトロ感たっぷりです。
ケーブルカーも落ち着いた緑と赤でペイントされ素敵な車両です。
坂本の街は,穴太衆と呼ばれる石積みの職人の街でもあるので,あちらことらと穴太積みの石垣を見かけます。
その他にも,明智光秀一族を祀られている西教寺やお坊さんの商家の公人屋敷などの見どころがいっぱい。
新緑の頃や秋の紅葉の時にもう一度訪れてみたいと思いました。