宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は11日午後8時17分、日本版のGPS(全地球測位システム)となる準天頂衛星1号機「みちびき」を、H2Aロケット18号機で種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げた。
みちびきは約28分後、予定軌道に投入され、打ち上げは成功した。
カーナビゲーションや携帯電話などで幅広く利用される衛星測位は、米国がもともと軍事用に開発したGPSに依存している。GPSは約30機の衛星で地球全体をカバーしているが、都市部や山間部では、衛星の信号がビルや山で遮られて十分に届かない時がある。
準天頂衛星は、GPSと互換性のある測位信号を発信しながら、日本のほぼ真上を飛び、測位に支障のある地域の解消を目指す。宇宙機構の試算では、都心部の測位可能時間は将来、現在の約90%からほぼ100%に向上する。測位誤差も現在の10メートルから1メートル以下まで改善するという。 【YOmiuri ONLIN】
日本の打ち上げ技術は本物だ
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